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2018.02.20

皮膚外科

こんにちは、院長の栗木安弘です。

皮膚科の手術と言えば、
傷をきれいに縫合したり、皮膚のできものを切除、植皮などがメインとなります。
外科に比べて短時間で終わりますし、面倒な術後管理もあまりなく、トラブルは少ないようです。
こうした理由から医学部を卒業して、外科的なことができる皮膚科を選択しましたが、
世の中そんなに甘くなく、大学病院時代は、重症患者さんや難しい手術患者さんが入院され、長時間の手術、予想もしない術中あるいは術後トラブルもいくつかありました。
また医局というピラミッド組織であるため、
納得いかない治療方針であっても、やむなく手術をしていたこともありました。 
その後、勤務医時代はある程度好きなようなに手術をしておりましたが、
今考えれば栄養状態がよろしくない患者さんは、感染症を併発したり、縫合不全など術後経過もよくありませんでした。
手術の技術を磨くこと、手技を追究すること必要ですが、
栄養療法を知ると、手術がうまくいくための患者さんの栄養状態の把握や対策も同時に必要であると強く感じます。

 

 

 

2018.02.16

風邪と栄養

こんにちは、院長の栗木安弘です。

インフルエンザが流行っているようです。私自身、栄養療法を始めてから実感した一つは、風邪をあまりひかなくなったことです。(というか代わりがいないので風邪引けない)

病院勤務時代は、大体3~4か月に一度は疲れがたまった影響で元々ある扁桃腺腫大が悪化し、耳鼻科にお世話になっていましたが、ここ数年はこうした症状は少なくなっています。
仮に発症しても栄養療法と漢方薬で1~2日で回復しますし、インフルエンザもここ5~6年は予防接種はしていませんが発症しておりません。
 
栄養療法を行っている患者さんも、皮膚の症状はよくならなくても、風邪を引かなくなったという方が多いようです。
予防接種、殺菌、うがいや手洗い、マスク等も必要でしょうが、
タンパク質、ビタミンA・C・D、亜鉛、鉄、オリーブ葉、腸内環境改善などで、 自身の免疫力を上げることも重要な対策となります。

いつも思うのは、病気に対して、薬(塗り薬)、処置、予防接種、体操?など外から人工的なもので何かを施す発想ばかりがTV番組等で注目されていますが、食事や栄養で病気を発症しやすい体質自体を変えていく対策や予防が重要かと思われます。

 

 

2018.02.08

しもやけと栄養

こんにちは、院長の栗木安弘です。

この時期はしもやけの患者さんがよく来られます。

 しもやけは気温4~5℃、日内気温差が10℃以上になると発症しやすく、通常晩秋から冬に発症します。家族内発症が多いことから遺伝的素因も関与しますが、寒冷暴露による血流低下とその回復能力低下が直接の発症原因と考えられています。つまり寒い時期の急激な温度変化に血管がうまく適応できず局所の血行障害が生じるためにおこります。
特に子供はこの温度差による血管の適応能力が未熟なためによく起こります。

 栄養学的には虚血~再灌流と言って温度差による血管の急激な収縮・拡張が活性酸素を発生し炎症を起こすことが原因とされ、活性酸素の除去の代表であるビタミンEがよく勧められます。また鉄不足の方も冷え性やしもやけが起こりやすくなります。

 治療は保温とビタミンEや漢方薬や血管拡張剤(保険適応外)の内服、ヘパリン類似物資の外用やかゆみや炎症が強い場合にはステロイド外用とされています。しかしビタミンEは保険薬は合成であるため効果は期待できず、子供に関しては漢方薬や血管拡張剤は飲めないため、結局は表面だけの対応となります。しもやけの発症機序から考えれば本来は栄養アプローチが有効だと思われます。

2018.01.19

皮膚科での栄養療法

こんにちは、院長の栗木安弘です。

栄養療法も全国的に広がっており、実践している医科歯科機関はたくさんあります。
皮膚科でも栄養療法は行われていますが、他の科に比べればそれほど多くありません。

通常皮膚科というのは、診療単価が他の科に比べて安いので、
患者さんが大勢受診していただくか、レーザーや美容などの自費診療を取り入れなければ、経営的に厳しくなります。
患者数の多いクリニックは限られた時間内で診るのは難しく、
処置や美容関係は看護師がメイン、アルバイトを含めた複数の医師による一人数分の診察にならざるを得ないクリニックもあります。
栄養療法が皮膚科で浸透しない理由の一つは、
忙しい状況で、診察以外に血液検査やサプリメントの説明などで時間をとられることが多く、また皮膚科以外の勉強(栄養代謝等)をしなければならない煩わしさもあります。
実際、クリニックでは難治性のアトピー患者さんは診察や血液検査やサプリメントの説明に30分~1時間ほどかかる方もおられます。
  
皮膚科は待ち時間が長く診察が短いため、 患者さんの多くは皮膚科に対して
「もっと皮膚をきちんと診てほしい」
「病気の詳しい原因や説明を受けたい」
「根本的に治したい」
といった不満の声をよく聞きます。
またインターネット上でもこうした書き込みやアンケート結果にも反映されています。
 https://www.kingdom.or.jp/nanchie/html/09/02_04.html
新患者アンケート
こうした不満を解決するには表面ばかりの対症療法だけでなく、やはり体の内側の栄養対策も皮膚科医には必要とされます。

 

2018.01.05

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。
今年も、今まで通り、皮膚科一般診療だけでなく、
皮膚と栄養・栄養療法を中心に診療をしていきますので引き続きよろしくお願い致します。
  
高騰する国民医療費、治療費の自己負担、薬や検査や手術のリスクや問題を考えれば、
これからは病気の予防や自身の健康管理が必要となります。
当然個々の仕事が優先となりますが、
ベストな仕事をするためには、やはり見た目や健康な体が前提です。
多くの方が栄養や栄養療法に興味をもって取り組んでいただければ、皮膚のトラブルだけでなく、アンチエイジング効果、薬の軽減、病気の予防、さらに仕事の効率化にもつながります。

2017.12.18

ひねくれ皮膚科

こんにちは、院長の栗木安弘です。
基本的に何事も素直に考えず、疑り深い性格なので、
皮膚科の世界で決められた診療の様々なことも、素直に受け入れず、常に疑問をもっています。 そんなひねくれ皮膚科医は、通常行われるぬり薬やスキンケア中心で、美容やレーザーが主流の皮膚科クリニックが当たり前のなか、あえてぬり薬に頼らない内面からアプローチする栄養療法を取り入れた皮膚科診療を行っています。

皮膚科の世界では、「ぬり薬は皮膚科の命」というほど大切な治療の武器であるため、 多くの皮膚科医は、ぬり方の指導や工夫、ぬり続けてもらうためのコツ、画期的なぬり薬を追究し続けています。しかし一方で、
「ぬるのをやめるとまた出てくる、繰り返し」
「ぬり薬が合わない、かぶれる、刺激がある」
「ステロイド外用剤の副作用」
「アトピー性皮膚炎におけるリバウンド、タキフィラキシー」
「ぬれない、面倒、続かない(特に男性)」
というさまざまな問題も生じています。
こうした問題は、皮膚の本来の代謝を理解すれば、やはりサプリメントを用いた内側から栄養アプローチが、万人が可能で、ぬるという負担も少なく、ぬることの副作用やトラブルの軽減につながると確信しています。
自身もサプリメントを服用してからというもの皮膚トラブルは圧倒的に少なくなりました。
私のことをサプリメントばかり勧める皮膚科と言われるかもしれませんが、体(皮膚)に必要なのは薬(ぬり薬)ではなく、十分な栄養であることを理解していただきたいと思っています。

2017.12.08

アレルギーに負けない体

こんにちは、院長の栗木安弘です。
アレルギー患者さん年々増加しており、
友人のお子さんも重度の食物アレルギーがあっていつも食べているものに気を配っています。
一般にはアレルギーは食品でも花粉でもアレルゲンとなる原因物質を特定し除去することが基本ですが、最近ではアレルギーを克服しるために経口あるいは舌下での免疫療法も進められています。
しかし、なかなかうまくいかないこともあり、
アナフィラキシーショックや心肺停止事例も最近ニュースでとりあげられています。
http://www.asahi.com/articles/ASKCG5DGTKCGULBJ00W.html

原因物質の特定や除去以外に、
個人的には、食物アレルギーや消化吸収(腸内環境)、気道アレルギーは粘膜の強化を同時に行うことが、アレルギーの克服につながるかと考えており、
実際に、アミノ酸、グルタミン、ビタミンA・B群・D、亜鉛、鉄、EPA&DHA、乳酸菌等のサプリメントをお勧めすることが多く、栄養療法でアレルギーの克服をすることも可能と考えています。

多くの医師はサプリメントに否定的ですが、サプリメントを活用するということは、アレルギー克服だけでなく、アレルギーがあって食物制限されている成長期のお子さんの栄養補給にもなります。

2017.12.01

鉄とかぶれ

こんにちは、院長の栗木安弘です。

明確なエビデンスはありませんし、皮膚科のなかでも理解されていませんが、
日常診療をしておりますと、
鉄不足の方は、いわゆる皮膚が弱く、かぶれやすい傾向であると確信します。
 ニキビ外用剤(ディフェリン、ベピオ)で刺激症状(かさかさ、赤味)
 金属アレルギーがある。
 湿布や紫外線、絆創膏に負けやすい。
 髪の毛や服のこすれですぐにかゆくなる。
 化粧品や毛染めが合わない。
 汗でかぶれる。
といった症状や疾患があらわれやすく、
特に生理のある女性(鉄不足)にこういった症状をよく経験します。
以前茶のしずくという石鹸でアレルギーを生じた若い女性がおられましたが、閉経後の母親は何ともなかったようです。

皮膚における鉄の役割は
 皮膚への血液(ヘモグロビンによる酸素・栄養運搬)
 真皮内コラーゲン合成
 皮膚細胞のエネルギー
 活性酸素除去
など、他にもたくさんありますが、
鉄不足の場合は皮膚のこうした機能(バリア機能)が低下するため、外からの刺激に負けやすくなるのでしょう。なかなか皮膚がよくならない鉄不足の方は、意外と外からの刺激に負けている可能性があるため、極力、ぬり薬、保湿剤、化粧品、合成洗剤、日焼け止めなどは少な目に使用するか避けていただく方が無難かもしれません。

 

2017.11.22

栄養療法を学ぼう。

こんにちは、院長の栗木安弘です。

最近やたらと健康や病気に関するTV番組が目につきます。
専門家と呼ばれる医師が病気の解説をしたり、予防や治療法などをコメントされていますが、ほとんどの医師は食事で何とかしようという考えの方ばかりです。
 「〇〇という病気には△△という食事や食材がよい」
 「バランスよい食事を」
 「肉は控えて、野菜を多く」
などサプリメントを使う発想やコメントは一切ありません。
仮にそう言ったとしても、食品メーカーが番組スポンサーになっておれば、サプリメント云々は編集でカットされるでしょう。

日々の食事も確かに重要ですが、
冷静に考えれば、全ての食材に均等に栄養が含まれるわけではありませんし、
調理により栄養価も低下しますし、体にいいとされる食事や食材は毎日摂取できません。
さらにもっと重要なことは個々の消化吸収力の差もあります。(ちなみに医師が処方する薬剤により消化吸収代謝障害も起こります)

栄養療法を学んでいくとこうしたことや、サプリメントの必要性や治療効果を大いに実感しますが、  現代医療しか信仰のない医師は、
「栄養はバランスのよい食事で、サプリメントは必要なし、病気は薬で予防・治す」というとても残念な発想だけしかありません。
病気を薬でコントロールではなく予防や“治す”という観点から見れば、やはり栄養療法を理解しなければならないでしょう。

2017.11.17

カサカサ対策

こんにちは、院長の栗木安弘です。
たまには皮膚科のことも書かなければなりません。
毎年この時期から、皮膚の乾燥を訴える患者さんがちらほら受診されるようになります。
一応最近、マスコミ等で賑わせているヒルドイドを処方しますが、
栄養療法実践皮膚科医としては、皮膚のうるおいに必要な食事や栄養の話に加え、
できるだけ顔や体を洗いすぎないように指導をおこなっています。

具体的には、
①合成洗剤はほとんど使わない。
 使っても純石鹸で脇、陰部、耳の後ろなど臭う部位だけ使用する。当然ゴシゴシしない。
②リラックス効果はありますが、熱いお風呂や長風呂は毎日は控える。
③シャワーの水圧を避ける。(意外と多い)
④衣類に残った洗濯用合成洗剤や柔軟剤なども乾燥を生じます。
などに注意していただきます。
スーパー銭湯や温泉に行き、湯船に浸かりながら洗い場を見ていますと、泡まみれでゴシゴシの方ばかりです。
 
世間一般に体の汚れを落とし、保湿をするのがいいように言われていますが、
洗う→乾燥かゆみ→予防のためにぬる→洗う→乾燥かゆみ→ぬる→…
の繰り返しで、スキンケア関連会社は儲かりますが、永久にこれが続きます。
しっかり洗って、保湿すると気持ちがいいという方は一向に構いませんが、
乾燥がひどい、ぬるのが肌に合わない、保湿がベタベタする、外用が面倒という方はシンプルに洗浄剤は使わない・洗わない・シャワーなしという選択肢も考えていただければいいかと思います。

 

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