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2015.06.02

外用中心主義

こんにちは、院長の栗木安弘です。

先週の金土はクリニックを臨時休診して横浜で開催された皮膚科学会に出席しました。
さまざまな皮膚疾患の講演がありましたが、おもにアトピー性皮膚炎やスキンケアに関する講演に参加しました。

講演内容は、エビデンスの高い外国の論文からの研究データを説明されながら、
ステロイド外用剤の安全性やぬり方(おもに1FTUやプロアクティブ療法)、保湿の重要性が強調されていました。
具体的には、皮疹が軽快しても週2~3回のステロイド外用、1日2回の保湿を継続することが重要で、
こうしたケアを生活の一部として取り入れるような提案もされていました。

多くの皮膚科医はメモを取ったり、うなずいたりしておりましたが、
私はあまり素直に受け入れることはできませんでした。
どうしても皮膚科医はぬり薬やスキンケアを中心に考える傾向がありますが、
患者さんは何かをぬるため、保湿をするために生活しているわけではありませんし、
べたべたして気持ち悪い、患部に手が届かない、仕事や育児が忙しい場合には、継続することは難しいようです。

そして何よりもこうした治療やケアで完治できればよいのですが、
結局は永久にこの治療が続けられ、喜ぶのは製薬会社ということになります。
やはり、面倒な外用療法やスキンケアが必要でなくなる対策を併用していく必要がありますが、現時点ではエビデンスが乏しいようです。

学会では亜鉛に関する講演もあり、同じようなことを述べていた皮膚科でない医師もおられましたが、
やはり皮膚科医は、内面ではなく、外から何かを施すことに関心があるようだと大いに感じた学会でした。

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