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2015.10.30

機能性皮膚科学会

こんにちは、院長の栗木安弘です。

長年、皮膚科業界にいると、
皮膚科診療の決まりや約束事みたいなものが分かるようになります。
その一つに皮膚疾患の確定診断には、
病変部の一部を切り取り、その細胞の変化を顕微鏡でみる病理組織検査というものが行われます。
その対象は、
 ①広範囲で重症の皮膚疾患
 ②なかなか良くならない皮膚疾患
 ③難病といわれる皮膚疾患
 ④皮膚腫瘍
が多く、一般病院や大学病院では生検による病理組織検査が日々行われています。

私も大学病院時代には上司の指示で一日数件の生検を行いましたし、
一般病院でははっきり診断がつなかい皮膚の変化によく生検を行っていました。
病理組織検査が診断の切り札という感じでしたが、
それでも診断がつかなかったり、診断しても良くならない、といった方も少なくありませんでした。

病理組織検査は細胞の形態や並び方や変化を見ます。
皮膚科医に求められるのは肉眼的な診断だけでなく、病理組織検査の診断も出来る能力で、
勤務医の頃は、さまざまな病理の教科書を読んだり、皮膚病理カンファレンスやセミナーにも参加して来ました。

皮膚科医として皮膚や細胞の変化を確認し、診断確定することは重要だと理解できますが、
私自身はそれ以上に皮膚の機能という部分に注目すべきだと考えています。
皮膚の機能は、すでに遺伝子レベルでの基礎研究は幅広く行われているようですが、なかなか臨床には応用されていません。

こうした機能を分子(栄養素)レベルで理解すれば、
表皮の角化にはビタミンA・D、亜鉛、
コラーゲンの形成にはタンパク質、鉄、ビタミンC、亜鉛、
ムコ多糖類は、ビタミンA、コンドロイチン硫酸など多くの栄養素が関わり、
不足した場合には皮膚の機能低下により、皮膚のさまざまな変化が表れてきます。
さらに皮膚の栄養不足は、消化管や肝臓といった内臓の機能低下(栄養障害)と密接に関わります。

皮膚疾患の診断・治療も重要ですが、それだけでは不十分です。
やはり皮膚の機能そのものを回復させなければ、長年苦しんでいる患者さんは満足されないでしょう。

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