ブログ

2022.01.29

栄養療法7年目

こんにちは、院長の栗木安弘です。

患者さんは50代で、幼少時からアトピー性皮膚炎です。
漢方薬やビオチンなど、今までさまざまな治療をしておりましたが、平成28年栄養療法希望のため受診となりました。
始めの3〜4年は、栄養療法を行なっても皮膚の調子が悪く、ステロイド内服や外用、免疫抑制剤の服用を併用しており、症状は一進一退でした。
それでも月1回はきっちり受診し、サプリメントもまじめに継続されていました。
昨年あたりから皮膚の調子も良くなり、今では保湿剤を少し外用する程度になっています。
個人的には、抗炎症対策が奏効したとは思いますが、自然治癒という意見もあります。
ただ栄養療法によって自然治癒力も高まります。
今年で栄養療法は始めてから7年目となります。
栄養療法にゴールはありませんが、継続することが体に良い結果に結びつくことをいつも患者さんから教えられます。

2020.07.06

アトピー改善

こんにちは、院長の栗木安弘です。

患者さんはは10代後半の女子で、小学生からアトピーでした。
市販の塗り薬、プラセンタなど使用していましたがあまり良くならなかったそうです。
クリニックでは、ヘム鉄、亜鉛、ビタミックス、ナイアシンなど月の予算は15000円くらいで調整して栄養療法を継続しました。
外用は基本プロペトかヒルドイドで、悪くなれば時々ステロイドを使っていました。
その後は、一進一退を繰り返し、約3年かけて徐々に良くなっていきました。
皮疹はまだ少し残っていますが、
「汗をかいてもかゆみは減った」「ナイアシンはやる気が出る」
と明るくおっしゃっています。
改善した理由として、
 根気よく定期的に受診していた
 少ないながらもサプリメント継続(フェリチンは28で2年後は88)
 アトピーで悩まず、あまり気にしなかった性格
ということかもしれません。
教科書や論文以上に、日々の診療で患者さんから学ぶことはとても多いです。

2015.10.15

最近の患者さん

こんにちは、院長の栗木安弘です。

70歳代の女性。
以前から膠原病でステロイドをはじめ多数の薬を飲んでおられます。
頭痛、冷え性、爪のトラブル、微熱、だるさ、肩こりなどさまざまな不調で悩まされていますが、
血液検査では、タンパク質不足、軽い貧血があるものの当然放置されています。
元々ある膠原病の状態を示す値は正常なので、
どこも異常がないと、治療はうまく行っていると、主治医に言われ続けています。

栄養療法を勉強された医師はもう理解できるかと思われますが、
一般的にはこうした不調は結局、年のせい、ストレスが原因とされ、
あまりに訴えがヒツコイ場合には精神科や心療内科に紹介され、新たな薬が処方されることもあります。

日常診療をしていると、
病気の治療はデータ上うまくいっても、かゆみやさまざまな体調不調で悩まされている“病人”は非常に多いと感じます。
こうした病人を少しでも減らすように、多くの医師が栄養療法に理解を示し、実践して頂くことを願っています。

株式会社MSS オーソモレキュラー研究会 ambrosia 乳酸菌生成エキス アルベックス

MSSダイレクト