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2021.04.28

うっ滞性皮膚炎

こんにちは、院長の栗木安弘です。

通常、湿疹というのは外側からの刺激がほとんどですが、うっ滞性皮膚炎は下肢静脈瘤によって、皮膚の血流やリンパの停滞に伴う老廃物の沈着や排出障害によって、かゆみや赤みや色素沈着を生じる一風変わった湿疹です。
この疾患から、
 ①湿疹の原因は皮膚の内側
 ②皮膚は排泄器官
であることが分かります。
下肢静脈瘤に限ったことではなく、貧血等で皮膚の血流が悪かったり、便秘等で老廃物が蓄積すれば、うっ滞性皮膚炎と同様の機序で湿疹が起こると考えます。
原因不明の湿疹、頑固なかゆみや色素沈着は、貧血や消化管の改善も必要となります。

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