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2016.09.24

ビタミンAをうまく使おう

こんにちは、院長の栗木安弘です。

ビタミンAは栄養療法を行う上でのキー栄養素の一つと考えています。
とくに、
 ①皮膚の角化の調整
 ②ニキビやイボや魚の目
 ③粘膜の機能維持
 ④腸管免疫
 ⑤目の疾患
 ⑥ポリープやがんの予防
といった作用や効果が知られており、
臨床でビタミンAが応用できれば、かなり多くの疾患の改善が期待できるかもしれません。
しかしビタミンAという栄養素は、
 摂りすぎると過剰症
 妊婦に奇形が生まれる
という間違ったイメージがあるため、医療現場や栄養指導では敬遠されることがほとんどです。
実際、危険なのは合成ビタミンAであり、サプリメントを含めた天然ビタミンAはほとんど問題ありません。

またビタミンAは、おもに肝臓に貯蔵されており、肝臓から取り出すためには亜鉛が必要であり、
運搬するためには専用タンパク質(タンパク質合成にはビタミンB群も)も必要となります。
さらにビタミンA吸収には胆汁酸も必要となるため、十分なコレステロールも必要です。
栄養は薬のようにこれだけ摂ればOKではなく、
ビタミンAを摂取する場合にもは、ビタミンAを吸収代謝運搬ができるための栄養が必要となります。

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