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2018.04.12

皮膚科のハードル

こんにちは、院長の栗木安弘です。

皮膚のトラブルの多くは内臓に由来しており、
皮膚は内臓(栄養)の鏡という考えのもと、クリニックでは日々診療を行っています。

血液検査では、多くの方に栄養障害を認め、栄養障害の影響がさまざまな皮膚の変化を生じることはほぼ間違いありません。
また栄養障害の原因は食生活だけでなく、消化吸収障害、肝障害、貧血など栄養の消化吸収・代謝・運搬に問題があるケースもあります。

皮膚を根本的に良くするためには、食生活だけでなく、栄養障害の原因である内臓の問題も改善する必要が間違いなくありますが、
専門性の強い医療のなか、皮膚科の医者が、
鉄不足、貧血、肝臓、消化管など栄養や内臓云々の話をしても説得力がなく、また皮膚科で血液検査するというイメージも少なく、どうしてもよく効く塗り薬や正しい塗り方の指導を期待されます。
さらに保険の効かないサプリメントを飲んで皮膚をゆっくりとよくするイメージもほとんどありませんので、栄養療法を理解して実践していただくための皮膚科のハードルというものがいかに高いかというのを常々実感します。

それでも表面だけあれこれするのではなく、内面からのアプローチが本来の皮膚科診療、皮膚の直し方であると確信していますので、しつこいようですが、患者さんには毎回皮膚と栄養に関してできるだけ丁寧に説明をするようにしています。

 

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