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2017.06.27

皮膚科の“診る”ということ

こんにちは、院長の栗木安弘です。
皮膚を診るというのは皮膚科医の基本です。
しかし多くの皮膚科医は、病名をつけることをその目的とされているようですが、
私自身は病名だけでなく、
皮膚の詳細な変化の原因を栄養というフィルターを通して追究したいと思っています。
 
そのため、皮膚を肉眼的に診るだけではなく、
驚かれる方もいるかもしれませんが、自身の顔を患者さんの皮膚に近づけて拡大鏡を用いて診察することもよくあります。
そうやってじっくり診ていくと細かい皮膚の変化が見えてきます。
さらに診るだけでなく、皮膚に触れることで、ぶつぶつ、ザラザラ、冷たい、浮腫み、硬い、など触って初めてわかる変化もあります。
つまり、視診と触診(時に臭いなど)を駆使して、皮膚の詳細な変化を観察しますが、もちろん皮疹の分布状態や問診なども参考にします。
 
そうやって皮膚を診ていくと、
「あぁこの方、鉄が足りてないなぁ」
「亜鉛とビタミンAが不足気味だなぁ」
「糖質の摂り過ぎだろう」
というのがある程度予想がつきます。(詳細な確認は血液検査)

いつも申し上げているように、
診断(病名)も必要ですが、診断された方は体の栄養代謝異常による皮膚の変化のある方(病人)です。いくら病名に対する決められた治療をしても、
「よくならない」
「薬をやめたら出てきた」
「再発、繰り返し」
という方は、やはり病人自体を治さなければよくなりません。

 

 

 

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