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2015.04.22

がんは慢性疾患

こんにちは、院長の栗木安弘です。

先日、某芸能人ががんで亡くなったことに対して、
出演者の一人が、
 「がんになったら、がんと闘うか、死ぬかしかない」
と言われていましたが、私は共存することも必要だと思いました。

このことは栄養療法のがん講座で学んだことで、
 「がんは慢性疾患」
 「無理やり抑え込むのではなく、悪さをしないようしながら、がんに対抗できる栄養状態を保つこと」
 「がんでも貧血と低タンパクを進行しなければ長く生きられる」
といったお話や、症例を見せて頂いてから、
がんもそれほど怖くない病気だなぁと感じました。
healing cancer

がんの一般的な治療は
①手術 ②抗がん剤 ③放射線治療
であり、こうした苦しい治療を選択し、
がんと闘っている患者さんは賞賛され、
放置を勧めている医師は非難されている風潮のようですが、
がんを糖尿病や高血圧のような慢性疾患として捉え、
栄養状態を良くして免疫力を高め、うまく共存するという選択肢もやはり必要ではないかと思われます。

2015.04.21

売るサプリ、効くサプリ

こんにちは、院長の栗木安弘です。

世の中には、薬局、コンビニ、新聞やテレビ広告など、星の数ほどサプリメントが氾濫しています。
サプリメントは食品扱いですので、
 「○○に効きます」
 「××疾患に効果がある」
という効能表示は法的にはできません。
そのため効果に関しては期待できないというわけですが、
メーカーはさまざまな戦略で売り込んでいきます。
例えば、
 芸能人を起用した体験談、改善談
 使用前使用後を視覚やアニメーションで訴える(ライ○△プなど)
 太陽の恵み、元気ハツラツ、血液サラサラといった間接的な表現
などなど消費者に購買意欲を与え、売り込んでいきますが、
効果なくても、効くとは言っていないので消費者は当然文句は言えません。

すべてのメーカーがそうではありませんが、TVで観るようなよく知られているサプリメントは、
有効栄養成分がごくわずかしか含まれておらず、(完成品にきちんと入っているかも疑問)
その分、宣伝費に膨大なコストをかけている商品が多いような気がします。

効果が出て、血液データに反映させるためには、
原材料にこだわり、栄養素が大量に含まれ、
吸収や体内での代謝がうまくいくような配合の製品で、
作り方やレシピも公開されているようですが、
開発や製造に手間も時間もかかり、儲けも少ないため、大手メーカーはあまり作りたがらないようです。

2015.04.20

神戸漢方セミナー

こんにちは、院長の栗木安弘です。

先週の土曜日は神戸三宮で「明日から使える漢方セミナー」という講演に参加しました。
講演内容は
 漢方薬の基礎知識
 皮膚科での適応
 新たな使用法
など新しい発見がたくさんあってとても勉強になりました。

漢方は“証”というものがあって、
患者さんの体質や皮膚の状態、詳しい問診で、必要な漢方薬を決定します。
うまく当たれば効果が高いようですが、証の見極めは経験やコツといった主観的な要因が強くもあるかと思われます。

病気を専門的にみる西洋医学と異なり、
体全体を良くする漢方治療は、栄養療法とよく似ており、
証にあたるものが、血液検査結果による栄養評価で、漢方薬にあたるものがサプリメントとなります。
漢方治療、栄養療法、それぞれメリットデメリット(下表)ありますが、
互いのよいところを組み合わせて行うことがベストだと思われます。

2015.04.18

外用剤は安全か?

こんにちは、院長の栗木安弘です。

皮膚科医のほとんどがステロイド外用剤は正しく使えば問題はないと考えており、
皮膚科クリニックのホームページ内や、
皮膚科の教科書、皮膚科関連の学会や講演会でも、
ステロイド外用剤の適切な使い方や安全性がアピールされています。

個人的には、薬は長く使用しない方がよいと思っていますので、
短期間ステロイド外用剤を使用する場合はほとんど影響はないようですが、
だらだらと長く使用し続けるとことは、
皮膚の萎縮、毛細血管拡張、易感染など皮膚にとってはあまりよくないかと思われます。
(内臓のサインも消されてしまいます)

こうした副作用だけでなく、
茶のしずく石鹸事件のように、
経皮感作といって、皮膚に何かを塗り続けると、皮膚から吸収した成分にアレルギーを起こすように、
個人的にはぬり薬の主成分や添加物や保存料に対するアレルギーが生じるのではないかと懸念しています。

最近TVで、湿疹や乾燥した皮膚に離乳食などの食べものが口について経皮感作(食物アレルギー)を起こすことから、
幼少時から保湿剤によるスキンケアを行うこと勧められています。
たしかに保湿剤もぬり続けることで食物アレルギーは予防できても、
ぬり薬に含まれているさまざまな化学合成成分でアレルギーを生じる危険性もあると思われるので、
たとえ弱い薬や保湿剤でも基本的に皮膚に何かをぬり続けることは避けるべきです。
まぁ皮膚は本来何かをぬるためにあるのではありませんから。

2015.04.16

皮膚科学会での発表

こんにちは、院長の栗木安弘です。

時々栄養療法に関する内容を皮膚科学会で発表をしていますが、
発表している内容ではなく、発表そのものの批判をよく受けます。
 「科学的根拠やエビデンスがない」
 「持論でしかない」
 「思い付きで発表しない」
 「公式の学会誌に載るので内容に注意すること」
と言われたことが今までありました。
まぁラーメン屋を開店してラーメンの味を批判されるのではなく、
店そのものにケチをつけられるようなものです。
こうした批判は、
ポーリング博士やホォッファー博士といった栄養療法の先駆者たちも同じような扱いを受けてきたのは知っていたため、
ある程度の覚悟はしていましたが、会場内で多くの医師の前で言われると、公開裁判を受けたような気分となり、そそくさと会場を後することもあります。
でも
 「どんどん発表して下さい」
 「私は面白い、興味深いと思います」
と個人的に励まして下さる先生方もおられるので、
何事も経験だと思って、皮膚科における栄養療法の成果・必要性をアピールしたいと思います。

2015.04.08

血液検査は奥が深い

こんにちは、院長の栗木安弘です。

日々の診療で患者さんの血液検査結果をみせていただくと、いろいろな情報が分かります。
ただし基準値だけの見方では病気の良し悪しだけで、
栄養状態を評価するためには生化学的な知識が必要です。

検査結果をじっくり見ながら、
 「あぁーあれが少ない、これが少ないから、この皮膚症状か」
 「脱水や炎症が少しあるなぁ」
 「消化吸収が悪いなぁ」
 「データが改善しないのは消化吸収が悪い、ピロリ菌かも」
 「これはいろいろな要因が混じって正確なデータではないなぁ」
 「どこかで出血しているかも」
というようにあれこれ推理していきます。

診察時には、できるだけこうした細かい部分も説明させて頂きますが、
多くの方は、
 「こんな詳しく説明してもらったことはない」
 「いつも問題なしと言われるだけ」
と驚かれ、納得されます。

検査結果を渡さない医師や、説明しても分からないと思っている医師もおられるようですが、
手間をかけて詳しく説明することで、患者さんって、案外自分自身の体について知りたがっているのだなぁと感じます。
病気の管理は医師の役割ですが、
自分の体の栄養状態は、食事や運動、サプリメントといった自己管理というわけです。

2015.04.06

遅延型食物アレルギー勉強会

こんにちは、院長の栗木安弘です。

土曜日は名古屋で腸内環境&遅延型食物アレルギーのセミナーがありました。
皮膚科とはあまり関係なさそうな内容ですが、
私にとっては非常に興味深く、面白い内容でした。

最近ようやく腸内環境について注目されるようになりましたが、
皮膚科領域ではまだまだ治療に応用されることは少なく、
かつアレルギー学会は遅延型食物アレルギーの検査を推奨しないという注意勧告も出されています。
私も以前、皮膚科学会で遅延型食物アレルギーの症例発表した時も、
こうした学会の指摘を受け、大学病院の偉い先生に注意されたことを覚えています。

食物アレルギーの対策は抗原除去が中心ですが、
やはり何でも食べられるような健全な消化吸収、腸内環境を作っていくことが必要で、
消化管に必要なグルタミン、ビタミンA、食物繊維、鉄、ビタミンB群、乳酸菌といった栄養素が必要となります。

またアレルギーだけではなく、乾燥、ストレス、病原体、活性酸素、慢性物理刺激に負けない丈夫で強い体(皮膚や粘膜や内臓)を作るのもこうした栄養素が必要となります。

2015.04.04

血液データの素顔

こんにちは、院長の栗木安弘です。

栄養療法を学ぶにあたって最初に理解することは血液検査の読み方だと思います。
血液検査結果を生化学的に解釈することで、体の栄養状態の評価が可能ですし、
皮膚をはじめさまざまな症状や疾患を栄養障害と結び付けて理解することも出来ます。

通常は基準値というもので良し悪しを判断しますが、
基準値そのものが科学的根拠が乏しいため、
フェリチンやALPなどはものすごく幅が広かったりします。(ほとんど基準値に入る)

栄養療法ではその基準値をもっと狭い範囲や、
上限以上に設定した理想値により栄養評価を行いますが、
さまざまな因子によって、本来の値よりも上下することがあります。
これをマスクされたデータと言います。
脱水、炎症、軽度溶血、栄養障害、採血条件・時間などがマスクされやすい因子で、
その因子があるかどうかも他の検査項目で判断します。

栄養療法によりさまざまな因子が取り除かれることで、
だんだんと本来の検査結果が見えてきます。
例えば、
ビタミンB6欠乏だと、たとえ肝臓が悪くても、ASTやALTは正常値(低くなることも)となります。
サプリメントにてビタミンB群を大量に投与すれば、
本来の高い値になりますが、これを知らない医師はサプリメントで肝障害になったと判断します。

基準値だけの判断は子供でも出来ます。
医学を学んだものとして、こうした生化学的な読み方を理解し、栄養療法を治療に応用できれば、
医療費の削減や、よりよい健康な方も増えてくるのではないかと思っています。

2015.04.01

今日から4月

こんにちは、院長の栗木安弘です。

今日から新たな年度の始まりで、
医者で言えば、右も左も分からない医師の第一歩というところでしょう。

私も、約20年ほど前に、大学病院の皮膚科医局に入局し、
出社第一日目は、当時の医局長からいろいろな仕事の説明を受け、
病棟・手術見学、医局ンファレンスに参加し、自己紹介した思い出があります。
その後は日々の外来業務、病棟業務から始まり、手術の介助、手術のノウハウ
救命センターでの研修、皮膚科外来診療、検査、病理診断、一般病院での研修
などいろいろ皮膚科のことを随分学んできました。

誰しもそうですが、医師になって数年経てば、
ある程度自信もつき、一人で何でもできるようになり、皮膚科診療の面白さも分かるようになってきます。
しかしその一方で、日々の診療の悩みや、現代医学の無力さや治療の限界も同時に感じることもあります。

医師はこうした壁にぶち当たった場合、私も経験がありますが、
多くは病気の研究や薬の使い方を追究を論文や学会等で参考にするなど、
ものごとをより深く深く専門的に追究するようになります。

しかし、栄養療法という画期的な医療に出会ってから、逆の考え方になりました。
つまり専門分野にとらわれず、
広い視野で何事も観て考察することで、案外答えが見つかるということはよく経験してきました。
生化学、栄養学、内臓疾患、サプリメントと一見皮膚科と無縁の分野でも、興味をもって学んでいくうちに、
皮膚とは関わりが深いことを理解し、知れば知るほど診療に応用できる面白さを実感します。
また今年度から心機一転で診療に励みたいと思います。

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