2025.01.17

震災の日

こんにちは、院長の栗木安弘です。

今日は阪神淡路大震災から30年目の日です。
当時は医者になったばかりで、皮膚科医ではなく救命センターでの研修期間中でした。
そんな時に災害医療というのものを経験しました。
そういったことを踏まえて、一時は皮膚科を辞めて救命救急への転科も考えていました。
あれから30年、紆余曲折ありましたが、
栄養療法に出会って皮膚科を選択してよかったなぁと思っています。

2024.12.28

脂漏性皮膚炎、酒さ、ニキビ

こんにちは、院長の栗木安弘です。

個人的にはこうした疾患は同じカテゴリーに含まれていると考えています。
皮膚の赤味に加えて、皮脂過剰、ビタミンB群や鉄や亜鉛不足、糖質やアルコール過剰
などが共通した部分です。
さらにアトピーや乾癬合併、何かにかぶれて悪化することもあります。

栄養療法に出会うまでは、それぞれの疾患に対する対応ばかりを学んでいましたが、
人体で最も面積の広い皮膚では複数の皮膚疾患が合併していることがよくあります。
そういった場合には、皮膚の変化やその背景に注目した対応となり、栄養療法の役割であると確信しています。

来年もまた多くの方に栄養の重要性や栄養療法の必要性を理解して頂きたいと思います。

2024.12.11

高いサプリ

こんにちは、院長の栗木安弘です。

サプリメントは安価でお手軽というイメージがあります。
そのため、クリニックサプリを勧めるとその価格に驚かれます。
まして、ぬり薬中心の皮膚科では、栄養やサプリメントはほとんど結びつきませんので尚更です。
私も栄養療法に出会った時は、
「皮膚科で栄養やサプリメント?」
と思っており1〜2年は半信半疑でした。
しかし、栄養療法を少しずつ学んでいくと、
正しい栄養の知識だけでなく“皮膚は内臓(栄養)の鏡”、不調や病気と栄養の関係など、
医学部では教わらない知識を得るようになりました。
栄養は「摂りすぎや過剰症」のリスクばかりが強調され、サプリメントに否定的な方ばかりです。
しかし、十分な栄養は健康な体を作り、その機能を適正な状態に戻していきます。
栄養療法は「高いサプリメントを勧める怪しい民間療法」とお思いですが、
実際は血液検査で科学的に栄養評価を行い、専門的なサプリメントを用いた世界に類を見ない価値ある治療法となります。

2024.11.26

フケの追求

こんにちは、院長の栗木安弘です。

フケ症でお悩みの方は結構います。
ほとんどの皮膚科は
 ①フケがひどい時はステロイド外用
 ②軽い場合には抗真菌剤外用
という型にはまった処方ばかりで、早ければ1分くらいで診察が終わります。

フケ症は皮脂過剰や角化異常がその背景にあります。
どういったタイプかは、皮膚の変化を詳しく見たり、真菌検査などを行って判断します。
皮脂過剰の場合、多くは糖質過多やビタミンB群不足です。
加えてマラセチアという真菌が増殖していることもあります。
さらに皮脂過剰により、皮脂の酸化が進むと皮膚炎やかゆみを生じます。(抗酸化力の低下)
また、角化異常は亜鉛やビタミンA不足や洗いすぎなどが原因です。
つまり、フケ症もタイプに合わせて外用剤や頭皮ケアが異なります。
また、栄養の評価に関しては血液検査を行い栄養療法も同時にお勧めしています。
たかがフケ症ですが、追求すると奥が深いようです。

2024.11.26

年末年始の休診のお知らせ

令和6年12月30日〜令和7年1月4日
まで休診と致します。
ご迷惑おかけしますが、何卒ご理解のほど賜ります。

2024.11.19

寄り添う脱ステ講演会

こんにちは、院長の栗木安弘です。

土日はアトピーの講演会でした。
内容は真逆で、新薬のお話を中心とした講演と薬を使わない脱ステの講演でした。
ここのテーマは、
「アトピー治療の薬と心理セラピー」
「アトピーは薬に頼らず良くしましょう」
ということで、それぞれ長所短所ありますが、多くのメディアや医師は前者です。
個人的には薬も必要だと思っていますが、長く使用しないことが賢明です。
両者の溝を埋めるのが栄養療法であり、薬にも頼らず安全性も高く長く続けられます。
アトピーに対しては「寄り添う姿勢や薬をうまく使うとか使わない」のもよろしいが、
「皮膚の変化をよく見る、なぜその変化があるのか」
という皮膚科の
基本が抜けているなぁと感じました。


2024.10.28

外用ありき

こんにちは、院長の栗木安弘です。

先日、アトピーのぬり薬に関する講演会に参加しました。
皮膚科医のほとんどは外用治療を重要視します。
ただ、私自身は皮膚科医ですがあまり皮膚には塗りたくないと思っています。
面倒なのもありますが、軟骨はベタベタして服に付くし、気持ち悪いです。
それでも必要とする場合には、塗りやすさや気温を考慮してクリームかローションを選択します。
もし仮に自身がアトピー だとしてもスキンケアや薬の外用は遠慮したいです。

皮膚科医や患者さんの多くは皮膚はスキンケアや塗り薬が当たり前だと思いです。
皮膚科医は細かい外用指導を行い、患者さんはよく効くぬり薬を期待します。
しかし、栄養療法を学ぶようになり、改めて皮膚の機能を理解すると、
皮膚というのは、刺激や感作を考慮すれば何かを長く塗る臓器ではありません。
栄養療法で皮膚に必要な栄養を内側から入れることで皮膚の機能を回復させることが本来の対策です。
「ぬり薬をやめたらまた出てきた」
「いつまでぬり薬を続けるのか?」
という疑問をお持ちの方は多いはずです。
こうしたことに気がついてクリニックを受診されるアトピーの方も少なくありません。

2024.10.18

皮膚科での栄養療法

こんにちは、院長の栗木安弘です。

美容皮膚科ではよくシミや美容対策の一環として栄養療法が取り入れられています。
しかし、当院のような一般皮膚科ではまだまだ栄養に関しては理解されていません。
皮膚科と言えば、ぬり薬や処置がほとんどで安価でお手軽というイメージがほとんどです。
やはり、高額なサプリメントを用いて皮膚を治療するという発想は患者さんも他の皮膚科医もほとんどありません。
長年、栄養療法を学んでいくと、アトピー、蕁麻疹、ニキビ、イボや魚の目、フケ症、赤ら顔、床ずれなど、多くの皮膚疾患には栄養が関与しています。
そのため、通常の治療では良くならない場合には栄養療法が必要ですが、皮膚科の世界では鉄ですら理解がありません。
私自身は、“皮膚の治療は処置や薬だけではない”ということを、多くの方に理解して頂きたいと思っています。

2024.09.25

氷山の一角

こんにちは、院長の栗木安弘です。

多くの医師にはあまり理解されていませんが、病気の原因の大半は栄養障害に起因しています。栄養の不足は、皮膚や爪、髪といった目に見える臓器に現れやすく、肉眼的に確認することが可能です。かぶれやニキビ、水虫、蕁麻疹、アトピー、感染症、イボなどが治りにくい方には栄養障害を考慮して詳しい説明や追加の血液検査を行っています。

一般的な皮膚科では、長い待ち時間に対して診察はわずか数分で終わることが少なくありません。それが普通だと思われがちですが、それでは皮膚科の値打ちがないように感じます。栄養療法を取り入れると、皮膚の問題だけでなく、その背景にあるさまざまな要因が明らかになります。そのため、通常よりも診察や説明に3倍の時間や労力がかかることもありますが、それが必要だと考えています。
栄養療法を学んできて、医療や皮膚に対する考え方が随分変わりました。表面的な対応にとどまらず、栄養療法を通じて健康を取り戻し、皮膚の改善を目指していきたいと考えています。

2024.09.04

多剤併用

こんにちは、院長の栗木安弘です。

循環器疾患や透析をされている患者さんは、数え切れないほどの薬を処方されていることがよくあります。「病気が多いと薬が増えるのが当たり前」と医者になった頃は思っていました。
栄養療法を学ぶようになり、
 薬によって栄養障害を生じ、栄養障害が新たな疾患の発症となる
 薬を効果を上げたり、解毒には十分な栄養が必要である
というように薬の新しい作用や捉え方が随分変わりました。

書店では『薬で病気になる』『飲み続けていけない薬』というタイトルの書籍を時々見かけます。
医師も含めて薬に対する絶対的な信用をお持ちの方はこうした内容を間に受けないと思いますが、栄養療法を学ぶとまんざら嘘ではありません。
個々の疾患や症状に対する薬の処方は正しいですが、多すぎる場合には多剤による影響や栄養障害(→皮膚トラブルに)もそうですが、「これはおかしい」と思うことが重要です。

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