2021.07.21

炎症体質

こんにちは、院長の栗木安弘です。

炎症の評価は、CRP以外に、白血球(分画)、蛋白分画、AST,ALT、LDH、銅と亜鉛、フェリチンなどいくつかの項目で判断します。
炎症は誰でも起こりますが、持続する場合が問題です。
慢性炎症は、組織の線維化や血栓形成を生じ、炎症を起こす部位によってアトピー、乾癬、関節リウマチ、膠原病、潰瘍性大腸炎、動脈硬化、がん、認知症、肝炎につながります。
通常はステロイドや免疫抑制剤が使用されますが、栄養での抗炎症対策は、
 糖質(血糖)コントロール
 EPA/DHA(+SPM)などの油
 消化管対策(ビタミンD、グルタミン、亜鉛、善玉菌や食物繊維など)
 タンパク質やビタミンB群・C・Eなどの副腎対策
 その他の天然抗炎症成分の投与
などがあげられます。
皮膚においては、赤味が強い、虫に刺されが赤く腫れる、傷跡が残りやすい、苔癬化という方にはこうした栄養アプローチを普段からお勧めします。

2021.07.09

子供にサプリメント

こんにちは、院長の栗木安弘です。

世間一般にはこういった発想はありません。
医療ではエビデンスの乏しいサプリメントは推奨されず、栄養学ではサプリメントに頼らず食事(バランスや野菜)での栄養補給が勧められます。
また市場に出回っているサプリメントには小児手の届かないところの保管や、年齢制限が設けられています。

子供は成長発達のために非常に多くの栄養を必要とします。
栄養が少ないと、皮膚や粘膜や髪の毛や爪の栄養を利用することもあります。
そのため子供は、皮膚トラブル、粘膜の脆弱化(感染症やアレルギー)が生じます。
また、貧血や糖質過剰(血糖値の変動)、摂取する油によって、子供の脳や行動にも影響を及ぼします。
血液検査でも、小児のほとんどが、タンパク質・ビタミンB群・鉄欠乏です。
我が家でも10年くらいサプリメントを飲ませていますが、子供への栄養療法は家族の理解と協力がないと難しいかもしれません。

2021.07.02

夏季休診のお知らせ

8月12日(木)〜14日(土)
夏季休診と致します。
ご迷惑おかけしますが、ご理解のほど賜ります。

2021.06.24

ブツブツから

こんにちは、院長の栗木安弘です。

皮膚表面にあらわれたブツブツした変化を丘疹と呼びます。
丘疹は、湿疹、痒疹、ニキビ、汗疱などでよく見られ、その多くは鉄不足と考えています。
鉄不足を疑い、精密検査を進めていきますと、
 鉄欠乏性貧血や潜在性鉄欠乏症
 脂肪肝(←炎症や鉄利用障害)
 ピロリ菌や萎縮胃
 月経過多、消化管出血
 リーキーガット
などが見つかることがあります。爪や髪の毛の変化も同じです。
ただし鉄が原因といっても、ヘム鉄補充だけではなく、鉄不足の原因の精査や対応、炎症を抑えるなど、個々で対応が異なります。

2021.06.14

アトピー性皮膚炎と栄養療法

こんにちは、院長の栗木安弘です。

開業した理由の一つが、「アトピー性皮膚炎を治したい」ということでした。
勤務医時代は、なかなかよくならないアトピーに対しては、漢方薬、和食中心、金属アレルギー、純石鹸生活、オゾンやダニ防止布団、塩素除去など、をいろいろ試しましたが、結局たどり着いたのが栄養療法でした。
現在クリニックでも栄養療法を実践されているアトピーの患者さんは大勢おられます。(長い方では10年)
アトピーでの栄養療法の基本は、食事の見直し、
タンパク質、ビタミンB群、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、亜鉛、鉄などの栄養補給と慢性炎症対策(主に胃腸)です。
アトピーの標準治療は誰でも同じですが、栄養療法は患者さんの皮膚の状態や血液検査や遅延型食物アレルギー検査の結果、そして予算によって優先させる栄養アプローチは異なります。また薬剤と異なり安全性も高く、根気よく継続することをお勧めしております。

2021.06.01

栄養オタク

こんにちは、院長の栗木安弘です。

今では立派な栄養サプリオタクになっていますが、20代〜30代後半までは仕事優先で食事は適当、夜はアルコール、タバコ1日1箱など、振り返るとずいぶん不健康な生活をしていました。そのせいか、肌荒れニキビ、疲労感、胃痛、歯のトラブル、悪夢、扁桃腺腫大などの症状がたびたびありました。それでも、「まだ若いし大丈夫」といった根拠のない自信と、診察と薬で安心していました。

幸いにも約10数年前に栄養療法に出会い、栄養の勉強をしていくと、
正しい栄養の知識、病気と栄養の関係、医療の問題点や盲点、サプリメントの理解とその必要性を知るようになり「自分の体は自分で守らねば」を自覚するようになりました。
サプリメントを飲み始めて10年弱経ちますが、おかげさまで大病もなく元気に過ごしています。個人的には、医療のお世話になりたくないのと、最適な健康状態を保つために栄養療法を続けたいと思っています。

2021.05.19

食事と栄養と皮膚

こんにちは、院長の栗木安弘です。

皮膚科クリニックといえば、レーザーや美容処置といった自費診療を取り入れるところがほとんどですが、当クリニックはそういったものはありません。
その代わり、通常の皮膚科ではあまり行われない、
「皮膚は臓器の一部であり、その変化は栄養のあらわれ」
という基本的な考え方を重視して開業しましたので、一般皮膚科診療に加えて、
まず食事の見直し、そしてサプリメントを用いた栄養療法をご提供しています。
サプリメントは医療用であり、血液検査で科学的に栄養の評価を行なった上でお勧めしております。
栄養療法に批判的な皮膚科医もおられますが、ここ数年は栄養療法のご相談やご希望の方も増えています。皮膚科は、安価でお手軽な外用剤、原因はアレルギーというイメージがありますが、栄養によって体(皮膚)の機能を向上させることも必要だと考えています。

2021.04.28

うっ滞性皮膚炎

こんにちは、院長の栗木安弘です。

通常、湿疹というのは外側からの刺激がほとんどですが、うっ滞性皮膚炎は下肢静脈瘤によって、皮膚の血流やリンパの停滞に伴う老廃物の沈着や排出障害によって、かゆみや赤みや色素沈着を生じる一風変わった湿疹です。
この疾患から、
 ①湿疹の原因は皮膚の内側
 ②皮膚は排泄器官
であることが分かります。
下肢静脈瘤に限ったことではなく、貧血等で皮膚の血流が悪かったり、便秘等で老廃物が蓄積すれば、うっ滞性皮膚炎と同様の機序で湿疹が起こると考えます。
原因不明の湿疹、頑固なかゆみや色素沈着は、貧血や消化管の改善も必要となります。

2021.04.12

来なくなった患者さん2

こんにちは、院長の栗木安弘です。

このタイトルで以前も投稿しましたが、改めて振り返ってみると、
栄養療法がうまく行かなかったのは、
 ①フェリチンばかり見ていた
 ②炎症を見逃していた
 ③薬を併用しなかった
というのが理由かもしれません。
もちろん検査の読み方が甘かったことや、サプリメントの種類が少なかったこと、自身の知識が乏しかったこともありますが、改めて来られなくなった患者さんの血液検査を見直してみると、何が行けなかったのかが少し分かる気がします。

血液検査は病態把握のための情報が詰まっています。
せっかく痛い思いをして頂いた貴重な血液です。
「異常なし」「問題なし」だけでは患者さんに申し訳ありません。
常に見直して有益な情報を提供することが必要と思っています。

2021.04.06

皮膚は内臓(栄養)の鏡

こんにちは、院長の栗木安弘です。

「皮膚は内臓の鏡」という言葉がありますが、栄養療法を学ぶようになって、「皮膚の異常は体内の栄養のあらわれ」ということ強く実感しています。
皮膚にあらわれた異常は、皮膚の病気だけでなく皮膚の変化です。
長年、栄養療法を実践していますと、皮膚の細かい変化から、ある程度どのような栄養が不足しているかは推測することが出来ます。そうやって皮膚の変化から、体内の栄養状態を把握して検査を進めていくと、内蔵の病気が見つかることもあります。
体内の栄養代謝を是正をすることが、内蔵や皮膚の改善につながります。
医療は専門や疾患別に対応することがほとんどですが、クリニックでは、皮膚だけでなく内蔵まで掘り下げて対応したいと考えています。

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