タンパク質代謝
こんにちは、院長の栗木安弘です。
タンパク質は、皮膚、骨、筋肉、血管、酵素、ホルモン、抗体など体の材料です。
タンパク質は、壊して(異化)作る(同化)という代謝を繰り返しており、この代謝がうまく行かなければ、体(皮膚)の修復がいかず老化や発病となります。
栄養療法の第一の目的はタンパク質の代謝改善です。
タンパク質の代謝は、
タンパク質の摂取(必要量は1日1kg当たり約1〜1.5g)
タンパク質の吸収・代謝・運搬
炎症に伴うタンパク質の異化亢進
により左右されます。タンパク質の代謝をスムーズにするためには、食事の見直し、消化吸収、肝臓、貧血の対応、十分なカロリー(糖質と脂質)と至適量のビタミンミネラルが必要です。こうした調整はホルモン、自律神経が関与します。
個々で問題点が異なりますが、多くは食事や消化管対策が中心となります。
マイプロテイン
こんにちは、院長の栗木安弘です。
本来はステーキや焼肉など食べたいところですが、
診療前には必ずプロテインを飲むようにしています。
一般には豆乳や牛乳に溶かしたり食事に混ぜたりしますが、自身は、
クリニックプロテイン(大豆由来):約20g(もっと多くてもいい)
ビタミックス(最近はイムノC):1本
エンデフェン(食物繊維):スプーン山盛り1杯
グルタジェニックス(グルタミン):1本
を水で溶かして作り置きしたものを午前と午後の診察前に消化酵素と一緒に飲んでいます。(+軽食)これだけ入っておれば空腹感もなく調子良く仕事が出来ます。
プロテインは特に子供や高齢者にお勧めします。
タンパク質は曲者
こんにちは、院長の栗木安弘です。
どのような疾患でも基本はタンパク質補給と代謝改善です。
しかしただ単に、
「タンパク質を多く摂取」
「プロテインを1日〇〇g摂取」
だけでは不十分で、炎症症状が強い場合あるいは消化吸収能力が落ちている場合には、
逆に、胃もたれ、ガスがたまる、便秘、アレルギー(症状悪化)といった不快な症状があらわれます。
特に皮膚症状が強い場合、その内側である消化管粘膜も炎症を生じている可能性も考えられ、
こういった場合、抗炎症、消化吸収の改善を優先し、プロテインではなくアミノ酸投与を行うべきだと思われます。
タンパク質はもっとも必要な栄養素ですが、
一方で食べにくい、アレルギーといった扱いにくい面をもっているようです。