こんにちは、院長の栗木安弘です。
栄養療法で最初に勉強したのが鉄でした。
鉄代謝、鉄欠乏性貧血(以下、貧血)、皮膚と鉄、血液検査での鉄評価、鉄欠乏の治療などで、皮膚のことしか知らなかった自分には始めて理解する内容ばかりでした。
鉄のことを勉強していくうちに、鉄欠乏や貧血を改善させることが皮膚をはじめ多くの疾患の基本的な治療だと理解しました。しかし、実際の臨床では、
軽い貧血は放置
鉄不足や貧血の血液検査での評価が不十分
不定愁訴や皮膚トラブルと鉄不足の関係は理解されていない
治療はヘム鉄でなく、吸収率の悪い鉄剤が保険適応
など貧血ひとつとっても医療は正しく理解対応されていないことが分かります。










