軽い貧血、軽い脂肪肝
こんにちは、院長の栗木安弘です。
貧血や肝障害は、かゆみや湿疹など皮膚トラブルの原因となります。
ただこのことは皮膚科も内科も認識がなく、
特に貧血や脂肪肝は軽い場合には治療適応がなく、
放置されていることがほとんどです。(経過見ましょうとも)
貧血は心不全、脂肪肝はNASHや肝硬変に発展する可能性があるため、
クリニックでは造血に必要な栄養補給や抗酸化対策を出来るだけ勧めております。
しかし、皮膚は皮膚科、内蔵は内科というように、
個々の臓器だけをみる専門医療では、こうした栄養の対策を提案しても結局は内科主治医の意見が優先される方が多いようです。
それでも個人的には、全身から皮膚をよくすることを目指しております。
経皮感作
こんにちは、院長の栗木安弘です。
昨日の番組で取り上げておられました。
皮膚からアレルギー物質が入って食物アレルギーを引き起こすということです。
そのためスキンケアの重要性を強調されていましたが、
保湿剤や塗り薬にも主成分以外に保存料や添加物が含まれています。
皮膚に長期間塗布することでそれらに感作される可能性はないのでしょうか。
他の医師がアレルギー発症と免疫力の話をされておりましたが、皮膚や粘膜は免疫の最前線です。皮膚に必要な栄養によって皮膚バリア機能を上げることがアレルギー反応を抑えたり感作を防ぐ対策ではないかと思います。
また、若い女性に感作が増えているということですが、
鉄不足や貧血など栄養障害がベースにあるかもしれません。
食生活の乱れで腸内環境も悪化している可能性もあります。
番組を観て共感される医師は多いと思いますが、
私は皮膚科専門医もやはり塗ることしか頭にないなぁと感じました。
禁煙
こんにちは、院長の栗木安弘です。
昨日の水曜日のダウンタウンは禁煙企画でした。
ゲームで勝ったらタバコが吸えるという内容で、勝つまで何時間もタバコが吸えないというヘビースモーカーには地獄のような企画でした。
負け続けている人はイライラして、笑顔が無くなり暴言を吐いたりされていましたが、
私も吸ってたのでその気持ちはよくわかります。
タバコは、朝起きたて、食後、飲酒中が最高に美味しかったです。
病院時代は診察終了後一目散に喫煙所に走ってました。
院内禁煙となってからは屋上で隠れて吸っておりました。
体のことを思って無添加のタバコでしたが、相変わらず歯の汚れはひどかったです。
一応、40歳で禁煙と決めてましたが、栄養のことを学ようになって少し早い時期に禁煙することができました。禁煙すると太ることが多いので、そういったことも踏まえて栄養療法にも取り組みました。
やはりタバコは活性酸素により老化を促進しますので吸わない方がいいです。
明けましておめでとうございます。
明けましておめでとうございます。院長の栗木安弘です。
今年もよろしくお願いします。
ところで年始は、事情があってステイホームでした。
スティホームで分かったことは、風邪にはやはりビタミンCです。
特に風邪の初期や発病した場合には、
2〜3時間おきにビタミンCを1000mg摂取が効果的です。(肌もスベスベに)
クリニックは1月5日〜7日間は臨時休診となりご迷惑をおかけしましたが、
本日より通常診療となります。
先天性疾患と栄養
こんにちは、院長の栗木安弘です。
先日、朝の情報番組で発達障害や学習障害が取り上げられていました。
こうした疾患は原因不明とされていますが、
未熟な脳への酸素や栄養が不足した場合に脳の不可逆的ダメージを引き起こします。
つまり、タンパク質、ビタミンB群、鉄、亜鉛などの血液や体を作る栄養が足りないことが原因というわけです。
各臓器は至適量の栄養に影響するため、栄養障害でも何もない赤ちゃんもおれば、
先天性心疾患、代謝性疾患、奇形、皮膚の異常など個人差はあります。
そのため、妊娠前そして妊娠中から十分な栄養対策をしておかなければ、
疾患の種類よっては生まれてくる赤ちゃんは一生その病気と向き合うこととなります。
「バランスよく食べているから大丈夫」
「血液検査では栄養は問題なし」
ではなく、ぜひ正しい栄養の知識と血液検査での栄養評価の理解を得て、
栄養療法に取り組んで欲しいと思います。
高所恐怖症
こんにちは、院長の栗木安弘です。
若い頃は何ともなく、都庁や大阪スカイビルに行っていましたが、
年々ひどくなり、外が丸見えの吹き抜け10階以上は、
めまいと腰が抜ける感覚を生じ、まともに歩けなくなります。
以前、往診先が到着して23階だと分かり、
エレベーターに乗ってフラフラになって行ったことがありました。
そのため、現在はホームページに掲載しているように高層階への往診はお断りしております。
こればかりは栄養療法では克服は難しいようです。
寄り添うアトピー治療
こんにちは、院長の栗木安弘です。
少人数でしたが、土曜日は久々の皮膚科研究会でした。
アトピー性皮膚炎に対する精神アプローチとデュピクセント治療についての内容でした。
特に精神アプローチについては、アトピー性皮膚炎が生じている背景や問題点を、
診療の対話を通して引き出して解決するという内容でした。
私はさっぱり分かりませんでしたが、心理とかメンタルケアが好きな医師は非常に興味深い内容だったかもしれません。
ただこうした会話テクニックは、患者さんを誘導する治療の一環ですので、
個人的には心のこもった対応ではなく、
「寄り添うアトピー治療」という研究会のテーマとは少し違ったような気がしました。
個人的には血液検査で科学的に評価して、医師も患者さんも共有できる栄養療法をお勧めしたいところです。
しかし、学会ではアトピー性皮膚炎の精神療法は受け入れられても、
栄養やサプリメントには拒絶反応を示される皮膚科医が多いようです。
普通の皮膚科じゃない
こんにちは、院長の栗木安弘です。
皮膚科といえば、レーザーや美容医療を取り入れたクリニックが大半です。
それはそれでいいとは思いますが、昔から皮膚は内臓を反映する臓器です。
そのため皮膚の変化や異常の多くは内臓から生じています。
そして病気のほとんどが何らか栄養の問題が背景にあるとすれば、
体内の栄養の問題を是正することが皮膚トラブルや病気の根本的な対策と考えます。
表面ばかりの対応だけなく、体の仕組みや病気と栄養の関わりといった、
内側に目を向けた知識と対応が皮膚科医には必要と考えます。
安価でお手軽な治療であれば通常の皮膚科でいいでしょう。
しかし、なかなかよくならない、病気の原因を知りたい、根本的な治療をご希望の方は是非クリニックにお越し下さい。
胃がん
こんにちは、院長の栗木安弘です。
先日、ピロリ菌についてのZoom勉強会に参加しました。
栄養療法に出会う前までは、ピロリ菌には全く関心がなく、
好きなもの食べて、やりがいや使命感だけで無理して仕事をしておりました。
当然こんなことしておりますと不調も生じます。
そのなかで、特にひどかったのは空腹時の胃痛でした。
薄々は胃炎か胃潰瘍だと思っていましたが、
検査も面倒だったので、適当に胃薬を飲んで誤魔化していました。
栄養療法で血液検査等を学んでいくと、やはり検査でピロリ菌が陽性でした。
除菌をして栄養療法を続けていくうちに、
ピロリ菌も減少、胃の炎症や症状もなくなりました。
元々尿酸が低いがん家系だったので、放置したままだとおそらく胃がんになっていたでしょう。
栄養療法を学んでよかったなぁとつくづく思います。
食の講演会
こんにちは、院長の栗木安弘です。
栄養科学博士のオーガスト・ハーゲスハイマーさんの食の講演会に参加しました。
食事を見直して健康を取り戻すことは重要ですが、
今はさまざまな食に関する情報が溢れているため何を信用していいのか分かりません。
そういった疑問や知識の整理について、体本来の働きから考える理想的な食事を、分かりやすく楽しくお話しを聞かせていただきました。
良質な油、タンパク質と緑黄色野菜、糖質は減らすことが理想的な食事です。
ただ、これだけ糖質や加工食品が溢れている世の中で実践するのは難しく、演者は80%の努力でいいとのことで、ご自身も1回/週はピザやパスタなどを堪能されています。
世の中にはさまざまな食事療法がありますが、オーソモレキュラーはこうした食事の見直しに加え、サプリメント使用することが前提の治療法です。そのため、栄養に精通した医師のもとで定期的な診察や血液検査を行うことが望ましいと考えます。しかし最近は書籍やSNSだけの情報だけで安価なサプリメントを飲まれている方も少なくありません。