ブログ

2023.12.06

誰のための学会

こんにちは院長の栗木安弘です。

日曜日は大阪で皮膚科学会がありました。
毎回学会に参加するたびに文句をほざいており、
今回も勉強になる内容もありましたが、「うん〜これは…」という内容もありました。
例えば、
 治療に難渋して結局亡くなった症例
 珍しい疾患と診断しただけの症例
 明らかに薬の無駄遣い
など、患者さんの何の利益にもならない内容もちらほらありました。
発表内容の血液検査は異常なしでしたが、よく見ると栄養障害があり栄養療法で解決や予防できる内容などもありました。学会も必要でしょうが、ただ原稿を読むだけの発表形式や発表内容をもっと見直すべきだと思います。

2023.11.27

かゆみのない世界

こんにちは、院長の栗木安弘です。

随分前ですが、かゆみ講演会がありました。
かゆみを抑える注射薬の専門的なお話と治療症例でした。
かゆみというのはとても不快な感覚です。
しかしかゆみの原因を追求や
理解せずに、抑えることだけに目を向けていると重要な内臓の異常を見逃すこともあります。
かゆみの原因の多くは鉄(正確にはコラーゲン)が関与します。
鉄不足を正しく理解してその原因を追求して対応しないと、子供の場合は脳や発達への影響、成人では消化器疾患や悪性腫瘍を見逃すこともあります。
個人的には、かゆみが一発で無くなる安価な塗り薬が欲しいところです。
注射という手段でかゆみを抑えて、「よかった、よかった」と思われる発想に少し違和感を覚えました。

2023.11.13

週末

こんにちは、院長の栗木安弘です。

土曜日は栄養療法の勉強会でした。
僭越ながら私も講師をさせて頂きました。
初めて会う方もおられ、栄養療法の輪が少しずつ広がっているのを感じました。

日曜日は毎日放送アナウンサーの西靖さんのトークショーに参加しました。
時事ネタかと思いましたが、ご自身がお取りになった育休の苦労話をされていました。
個人的には夫は子育するというより、妻の精神面や健康面でのサポートをしてあげることが育児にとって必要なことで、それを解決するためにやはり栄養療法だと感じました。
ヘム鉄やフェリチン、血液検査など、
鉄だけでも正しい理解と対応をすれば女性はだいぶ変わると思います。
トークショー終了後はサインを頂きました。

2023.10.31

木を見て森を見ず

こんにちは、院長の栗木安弘です。

土日は学会に参加致しました。
私も僭越ながら発表させて頂きましたが、
いつもの栄養の発表と違って皮膚科学会での発表はとても緊張します。(手が震えました)
学会はいつも勉強になりますが、やはり生物学的製剤やJAK阻害剤やサイトカインの話が多かったです。
細かい病態を解明した対応も必要ですが、体は栄養から作られます。
病気と栄養の関係を追求理解して、栄養療法で生化学的な異常を改善させることも治療につながります。また栄養療法は医師の健康管理、体質改善や予防、減薬による医療費の節約にも繋がります。医療における今後の課題や症例報告を聞いていると、半分くらいは栄養で解決するような部分もありました。

2023.10.25

栄養で体質改善

こんにちは、院長の栗木安弘です。

十数年栄養療法をしておりますと、
以前に比べて皮膚も体質も変わっているのが実感します。
栄養療法に出会う前は、
 疲れが酷かった。
 風邪で扁桃腺をよく腫らしていた。
 甘いものを食べるとニキビが必ず出ていた。
 寝つきが悪い、悪夢
 顔のニキビやイボ
という症状がよくありましたが、今はほとんどありません。
体質改善は漢方というイメージですが、体は食事から吸収された栄養により作られます。
つまり、体というのは環境もありますが、
食事内容や消化機能、そして栄養の量によっても左右されます。

2023.10.12

糖尿病合併症

こんにちは、院長の栗木安弘です。

血糖値を下げることが糖尿病の主な目的のようで、医師や患者さんはHbA1c値を見て一喜一憂することがほとんどです。しかし血糖コントロールは良好でも糖尿病合併症は生じることは少なくありません。病院勤務の時は、
 足の潰瘍が治らず切断
 透析に進行
 骨折やがん
 頑固な皮膚トラブル
という方もたくさんおられ、酒やタバコもしない実直な糖尿病の方が透析に進行した症例もあります。こうした合併症は仕方ないと思っていましたが、栄養療法を学ぶようになって合併症の生じる理由が理解できました。
糖尿病及び合併症は栄養の摂りすぎではなく、栄養障害が原因であること理解して下さい。

2023.09.30

がんにはなりたくない

こんにちは、院長の栗木安弘です。

がんは昔に比べて2人に1人がなる時代です。
栄養療法によるがん発病率は5%以下とされており、
一般の発症率から考えれば効果的ながん予防対策です。

がんは「早期発見・早期治療」が盛んに謳われておりますが、
私はこの言葉はあまり好きではなく、
歯を磨かずに虫歯を早く見つけて治療するようなものといつも思っています。
がん予防が可能となれば、余計な検査や治療を受けずに済むため医療費の抑制につながります。しかし一方で病院や健診、保険会社は破綻するかもしれません。…難しい問題ですね。
とりあえず、私が栄養療法を長年続けている理由の一つはがん予防です。

2023.09.20

モグラ叩き

こんにちは、院長の栗木安弘です。

抗菌剤を除けば薬の多くは対症療法なので薬を中止すれば検査異常や症状が現れます。
皮膚はその変化や症状が自覚できるため、
「薬(塗り薬)をやめると出てくる」とおっしゃる方がほとんどです。
こうした患者さんの訴えに、某皮膚科医は「モグラ叩き」と表現されていました。
新薬に期待される医師や患者さんもおられますが「モグラ叩き」であることは同じです。
「モグラ叩き」もよろしいが、
医者としてはやはり病気を治したいというお思いは強いはずです。
医療のお世話ならない状態が「治る」とすれば、体に備わった自然治癒力や恒常性をゆっくり上げるしかありません。
そういうことに気づかれて栄養療法に興味を示される方も少なくありません。

2023.09.08

何でも鉄不足

こんにちは、院長の栗木安弘です。

クリニックを受診された方はお分かりかと思いますが、
皮膚トラブルの多くが鉄不足が原因ですので、診察時にはよく鉄の話ばかりしています。
そのことを口コミなどに記載されることもありますが、皮膚の変化と血液検査の結果からみる多くの方が鉄不足(+鉄利用障害)です。
鉄は、「コラーゲン形成、活性酸素消去、貧血」に関わる重要な栄養素です。
そのため、鉄不足の症状は個人差もあり、皮膚症状も含め実に多彩です。
皮膚トラブルはアレルギーや乾燥だと思われていますが、皮膚は内臓(栄養)の表れです。
鉄を含めた栄養の問題が原因であることを気づいてほしいと思います。

2023.08.29

皮膚科での栄養療法

こんにちは、院長の栗木安弘です。

ここ数年は、皮膚科の新しい治療薬が次々開発され、難治とされていた皮膚疾患で有効性が示されています。そのため、食事や栄養の対策ということから皮膚科は益々遠ざかっている気がします。皮膚科というのは、
 即効性のある薬(塗り薬、内服、注射)
 レーザー・美容処置
 原因はアレルギーや乾燥
というのが常識です。
しかしこうした対応や医師の説明に納得されない方もおられ、
栄養療法を見つけてクリニックを受診されることも少なくありません。
「皮膚を内面からよくしたい」
「副作用のない治療」
「根本的に治したい」
「自然治癒力や免疫力を上げたい」
という方はぜひ栄養療法をお勧めします。

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