ブログ

2024.05.15

活性酸素の理解

こんにちは、院長の栗木安弘です。

栄養療法では栄養だけでなく活性酸素についても教えて頂きました。
栄養によって活性酸素の障害を減らすことが、
 病気の進行や予防
 老化を遅らす
 放射能による被曝の軽減
などが可能です。
しかし、医療界では活性酸素と病気との関わりについては、ほとんど関心がなく治療にも応用されなくなっています。今は活性酸素よりももっと細かいサイトカインレベルで病気の解明がなされ、そういった部分にピンポイントに作用する高価な薬剤ばかりが開発されています。
栄養によって活性酸素消去や自然治癒力を上げることができれば、アンチエイジング効果や病気も減らすことも可能です。さらに高額な医療費も抑えられるような気がします。

2024.04.26

サプリメントで健康に

こんにちは、院長の栗木安弘です。

このご時世、このような発想はあまりないと思いますが、私自身はサプリメント飲むようになってから大病もせず、とても健康的に過ごせるようになりました。
もちろん栄養療法に出会う前はサプリメントについては、
「胡散臭いもの」
「効果ない」
「肝臓が悪くなる」
というイメージや、多くの医師がそうであるように「病気は薬でしか治らない」と思っていました。しかし栄養療法を学ぶようになって、栄養の知識やサプリメントは普段の診療には必要不可欠なものとなっています。
今回の小林製薬の事故の真偽は不明ですが、これを機会に改めて栄養療法の正しい理解を深めてほしいと思います。

2024.04.08

皮膚掻痒症

こんにちは、院長の栗木安弘です。

皮膚掻痒症とは皮膚に何もないのにかゆみがある状態です。
教科書的には乾燥肌が原因とされていますが、それは皮膚掻痒症ではなく乾皮症だといつも思っています。
皮膚掻痒症の原因には薬剤や内臓疾患(糖尿病、透析、悪性腫瘍、血液疾患)もありますが、こうした背景には鉄欠乏性貧血や鉄不足(利用障害も含む)が存在しています。
特に鉄はコラーゲン合成(材料は鉄、ビタミンC、タンパク質)に必要であり、皮膚のコラーゲン不足や劣化(糖化)ではかゆみが容易に出現します。
皮膚がかゆい時は、
 何も皮膚に異常がない皮膚掻痒症
 痒みを伴う皮膚疾患
 痒みを伴わない皮膚疾患+皮膚掻痒症
というややこしい場合があり、各疾患ごとの対応や内臓疾患の精査となりますが、
栄養療法を勉強しますと多くはコラーゲンの改善かと考えます。

2024.03.23

天然クリーム

こんにちは、院長の栗木安弘です。

皮膚表面には皮脂膜があり皮膚表面からの水分蒸発を防いでいます。
皮脂膜は、
 皮脂から分泌される油
 汗腺から分泌される水
 皮膚に住んでいる善玉菌
によって作られます。
そして油と水も割合は気温や湿度によってベタベタサラサラなど変幻自在に変化します。
しかも抗菌作用も備わっています。
アトピー性皮膚炎では皮脂膜の産生や調整がうまくいかないとされています。
皮膚は保湿することが当たり前のようですが、皮膚の仕組みを理解すると皮膚にはどんな保湿クリームにも敵わない皮脂膜が備わっています。
保湿剤の選び方や使い方も重要ですが、皮脂膜産生も含め皮膚の機能を高めていく対策を皮膚科は考えていかなければなりません。

2024.03.07

皮膚の常識

こんにちは、院長の栗木安弘です。

栄養療法は常識との戦いです。
多くの方は、「皮膚科=塗り薬」
というイメージが強いため、多くの方は塗り薬を求めて皮膚科を受診されます。
そして、塗るのをやめると出てくるという方は後を絶ちません。

皮膚トラブルというのは体内で生じた異常の表れです。
特にアトピー性皮膚炎や蕁麻疹やニキビといった慢性的な皮膚トラブルは内面(栄養代謝障害)から改善する必要があります。しかし、栄養(サプリメント)で皮膚を治療する発想は医師も患者もほとんどありません。(私も以前はそうでした)
炎症や乾燥や抗菌対策には一時的な外用もいいでしょうが、慢性の場合には、食事の改善と栄養療法による抗炎症や皮膚バリア機能の強化となります。
皮膚の変化や血液検査結果を見ると、つくづく皮膚は内臓(栄養)の鏡であると実感します。

2024.03.01

夜明けのすべて

こんにちは、院長の栗木安弘です。

まだ3月ですが今年観た映画では一番よかったです。
PMS(月経前症候群)とパニック障害を持つ男女の交流を描いています。
栄養療法を学んでいますと、こうした疾患はぜひ栄養療法をお勧めしますが、
栄養という体の内面だけでなく、患者さんを取り巻く周囲の環境や人など、
何気ない日常生活に病気を治すヒントがあるような気がしました。(これは医者には無理)
泣ける場面や恋愛や大事件もありませんが、一つ一つのセリフが心に残る映画でした。

2024.02.22

栄養で根本治療

こんにちは、院長の栗木安弘です。

日曜日は栄養療法を実践している医師の集まりでした。
栄養の講義+症例検討でしたが、15年以上栄養療法を勉強しているにも関わらず、いつも新しい発見や知識があります。改めて栄養療法を勉強し続けてよかったと思いました。
病気というのは薬で治すというのが常識のようです。
しかし実際は症状や検査異常を薬物で調整しているだけです。
もちろんそういった対応も必要ですが、体の栄養代謝を是正して健康な体を作ることが慢性疾患や皮膚疾患の改善につながります。
栄養療法を否定される医師も多く、サプリメントも風当たりは強いようですが、
正しく理解してほしいと思っています。

2024.02.08

ニキビの追求

こんにちは、院長の栗木安弘です。

ニキビは皮膚科では最もポピュラーな疾患です。
どこの皮膚科に行っても、ニキビと診断してぬり薬が処方され、
洗顔の仕方や薬のぬり方などが細かく指導されます。
それはそれで結構ですが、
なぜニキビができるのかということきちんと理解して対応しなければ、
「治療をやめると再発する」というように、ぬり薬やスキンケアが永遠に続きます。
クリニックではニキビと栄養の関係を理解した栄養対策を実践しています。
「どこ行っても良くならない」
「ぬるのやめたら悪化した」
「ニキビ外用剤が合わない」
という方はたくさんおられます。
そういった場合にはぜひ栄養や栄養療法に目を向けて下さい。

2024.01.27

定命

こんにちは、院長の栗木安弘です。

難病と言われる疾患も、意外と栄養療法で解決できる場合もあります。
潰瘍性大腸炎で大腸切除をした方がTVで紹介されていましたが、
もっと早い段階で栄養療法に取り組んでおれば、手術しなくてもよかったかもしれません。
同じことは、がんや糖尿病(+合併症)等にも言えることです。
「病気になってよかった」「人生がいい方向に変わった」
と前向きにとらえることも大事ですが、誰しも病気にはなりたくありません。
若くしてがんを発症する方もいれば、病気ばかりでも長生きする方もいます。
なぜ病気になるのかは不明ですが、非科学的に言えば病気は決められた遺伝体質があり、それが寿命(定命)のような気がします。ただその寿命は栄養の力によっても伸ばすことが可能だと思っています。

2024.01.11

科学する皮膚科

こんにちは、院長の栗木安弘です。

医者として出来るだけ科学的に診療をしたいと思っています。
単に病名をつけて保険適応で決められた薬を処方するだけなく、
皮膚疾患や皮膚の変化がなぜ生じているのかを理解した対応を目指しています。
皮膚疾患をはじめ慢性疾患の多くは原因不明ですが、病気と栄養の関わりを理解すればある程度分かってきます。
今の医療は症状や検査異常に対して抑えたり調整するばかりです。(救急対応はそれでもいいですが)
多くは、「基準値内で検査異常なし、いつも通り処方」が多いようですが、
「なぜこの症状(皮膚症状)なのか」「なぜこの血液検査結果なのか」
を追求することも必要です。
とは言っても、忙しい外来診療ではじっくり追及することは難しいかもしれません。

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