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2018.03.19

アドバンスセミナー

こんにちは、院長の栗木安弘です。

昨日は品川で栄養療法における血液検査の読み方の応用編(アドバンスセミナー)でした。
栄養療法を勉強するようになって約10年経ちますが、こうしたセミナーは、毎回新しい発見があったり、忘れていた内容の再確認ができて大変勉強になります。

血液検査の基準値だけに捉われない読み方を理解すると、患者さんの皮膚のトラブルをはじめ様々な不定愁訴や疾患に栄養の問題が存在することが分かります。
ただ単にガイドラインや教科書で決められた通りの診断と薬物治療だけではなく、こうした栄養の問題を解決することで皮膚や体調がよくなる方は今まで数えきれなくらい経験しております。
10年前と比べれば栄養療法に取り組む医師はかなり増えて来ましたが、皮膚科の世界ではまだまだアレルギー、スキンケア、外用剤が中心で、血液検査もアレルギー検査や診断・病勢のためだけです。
血液検査の深読みは、生化学が基本であるため、皮膚科医には馴染みが薄く、難しい内容かもしれませんが、各血液検査項目の意味を理解し、患者さんの体内に生じた代謝異常や病態を十分把握していただきたいと思っています。

2018.03.13

栄養療法の理解を

こんにちは、院長の栗木安弘です。

栄養療法(オーソモレキュラー)を学んでいくと、栄養の重要性をつくづく実感します。
医学的にも、病気と栄養は関わりの深いものですが、
残念ながら、
医学会では診断(疾患)や薬の効果・使い方をばかりが重視され、多くの医師は栄養やサプリメントにはほとんど関心を示しません。
特に学会に参加するとこうした傾向を強く感じます。

また採血結果を見れば多くの方が栄養障害があることは明白ですが、これまた基準値だけでしか判断されないため、ほとんどが見逃されているようです。

糖尿病、高脂血症、アレルギー、精神疾患、自己免疫疾患、免疫低下、動脈硬化、がん、皮膚トラブル、一部の感染症など、ありふれた疾患でもこれといった原因が特定できず、「薬物により症状を抑え、検査異常を無理やり是正」といった対症療法ばかりで、結局薬を一生飲み続けることとなります。
薬も必要でしょうが、長期服用にて栄養障害を生じ、その結果、かゆみや皮膚トラブル、様々な不調や新たな病気の発生、老化促進に繋がります。そういった意味でも栄養療法(オーソモレキュラー)を併用することで体質改善、治癒力アップ、減薬などが期待できます。(医療費削減にも繋がります)

先日のTV番組で娘のアトピーで食事や栄養に関心を持つようになった田舎暮らしの自給自足夫婦が紹介されていました。世間一般には食べ物で身体を良くすることを言われますが、個人的にはもう一歩進んだ栄養療法(オーソモレキュラー)に取り組んでいただくことで、大袈裟かもしれませんが、病気や心身の不調だけでなく、不妊や介護や子供(不登校等)の諸問題など多くの社会問題が解決するような気がしてなりません。

今月、待望のオーソモレキュラー入門が発売されます。この本をきっかけに多くの方のオーソモレキュラーの素晴らしさを理解していただきたと思います。

2018.03.01

糖尿病は増えている。

こんにちは、院長の栗木安弘です。

糖尿病及び予備軍は年々増えているようです。

勤務医の時は、糖尿病や透析患者さんがとても多い病院だったので、必然的に合併症の患者(特に糖尿病性潰瘍)ばかり診ていたことが多かったようです。

その中には、血糖コントロールは良好でも、
 足の傷がなかなか治らない
 再発を繰り返す
 頑固なかゆみや湿疹などの皮膚のトラブル
という方も多く経験しました。
当時は処置のやり方や予防(フットケア)が不十分という理由だったかもしれませんが、栄養療法を勉強してから、こうした問題は全て栄養の問題であることが分かりました。

糖尿病というのは糖代謝異常ですが、その背景にはタンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル代謝も関わり、互いに歯車のよう代謝が進んでいきます。そのためいくら血糖値だけを無理やり下げても、栄養代謝異常が続く限り、様々な合併症が出現します。
血糖値やHbA1cばかりを注目して対応するのではなく、
 なぜ血糖が上がるのか?
 どうして血糖が下がらないのか、安定しないのか?
 糖を取り込む・インスリン分泌の生化学的な機序
を十分理解して食事(現行のカロリーではなく)や十分なタンパク質・ビタミン・ミネラルの補給、抗酸化対策をしなければ、これからも糖尿病及び合併症は増え続けることでしょう。

2018.02.20

皮膚外科

こんにちは、院長の栗木安弘です。

皮膚科の手術と言えば、
傷をきれいに縫合したり、皮膚のできものを切除、植皮などがメインとなります。
外科に比べて短時間で終わりますし、面倒な術後管理もあまりなく、トラブルは少ないようです。
こうした理由から医学部を卒業して、外科的なことができる皮膚科を選択しましたが、
世の中そんなに甘くなく、大学病院時代は、重症患者さんや難しい手術患者さんが入院され、長時間の手術、予想もしない術中あるいは術後トラブルもいくつかありました。
また医局というピラミッド組織であるため、
納得いかない治療方針であっても、やむなく手術をしていたこともありました。 
その後、勤務医時代はある程度好きなようなに手術をしておりましたが、
今考えれば栄養状態がよろしくない患者さんは、感染症を併発したり、縫合不全など術後経過もよくありませんでした。
手術の技術を磨くこと、手技を追究すること必要ですが、
栄養療法を知ると、手術がうまくいくための患者さんの栄養状態の把握や対策も同時に必要であると強く感じます。

 

 

 

2018.02.16

風邪と栄養

こんにちは、院長の栗木安弘です。

インフルエンザが流行っているようです。私自身、栄養療法を始めてから実感した一つは、風邪をあまりひかなくなったことです。(というか代わりがいないので風邪引けない)

病院勤務時代は、大体3~4か月に一度は疲れがたまった影響で元々ある扁桃腺腫大が悪化し、耳鼻科にお世話になっていましたが、ここ数年はこうした症状は少なくなっています。
仮に発症しても栄養療法と漢方薬で1~2日で回復しますし、インフルエンザもここ5~6年は予防接種はしていませんが発症しておりません。
 
栄養療法を行っている患者さんも、皮膚の症状はよくならなくても、風邪を引かなくなったという方が多いようです。
予防接種、殺菌、うがいや手洗い、マスク等も必要でしょうが、
タンパク質、ビタミンA・C・D、亜鉛、鉄、オリーブ葉、腸内環境改善などで、 自身の免疫力を上げることも重要な対策となります。

いつも思うのは、病気に対して、薬(塗り薬)、処置、予防接種、体操?など外から人工的なもので何かを施す発想ばかりがTV番組等で注目されていますが、食事や栄養で病気を発症しやすい体質自体を変えていく対策や予防が重要かと思われます。

 

 

2018.02.08

しもやけと栄養

こんにちは、院長の栗木安弘です。

この時期はしもやけの患者さんがよく来られます。

 しもやけは気温4~5℃、日内気温差が10℃以上になると発症しやすく、通常晩秋から冬に発症します。家族内発症が多いことから遺伝的素因も関与しますが、寒冷暴露による血流低下とその回復能力低下が直接の発症原因と考えられています。つまり寒い時期の急激な温度変化に血管がうまく適応できず局所の血行障害が生じるためにおこります。
特に子供はこの温度差による血管の適応能力が未熟なためによく起こります。

 栄養学的には虚血~再灌流と言って温度差による血管の急激な収縮・拡張が活性酸素を発生し炎症を起こすことが原因とされ、活性酸素の除去の代表であるビタミンEがよく勧められます。また鉄不足の方も冷え性やしもやけが起こりやすくなります。

 治療は保温とビタミンEや漢方薬や血管拡張剤(保険適応外)の内服、ヘパリン類似物資の外用やかゆみや炎症が強い場合にはステロイド外用とされています。しかしビタミンEは保険薬は合成であるため効果は期待できず、子供に関しては漢方薬や血管拡張剤は飲めないため、結局は表面だけの対応となります。しもやけの発症機序から考えれば本来は栄養アプローチが有効だと思われます。

2018.01.19

皮膚科での栄養療法

こんにちは、院長の栗木安弘です。

栄養療法も全国的に広がっており、実践している医科歯科機関はたくさんあります。
皮膚科でも栄養療法は行われていますが、他の科に比べればそれほど多くありません。

通常皮膚科というのは、診療単価が他の科に比べて安いので、
患者さんが大勢受診していただくか、レーザーや美容などの自費診療を取り入れなければ、経営的に厳しくなります。
患者数の多いクリニックは限られた時間内で診るのは難しく、
処置や美容関係は看護師がメイン、アルバイトを含めた複数の医師による一人数分の診察にならざるを得ないクリニックもあります。
栄養療法が皮膚科で浸透しない理由の一つは、
忙しい状況で、診察以外に血液検査やサプリメントの説明などで時間をとられることが多く、また皮膚科以外の勉強(栄養代謝等)をしなければならない煩わしさもあります。
実際、クリニックでは難治性のアトピー患者さんは診察や血液検査やサプリメントの説明に30分~1時間ほどかかる方もおられます。
  
皮膚科は待ち時間が長く診察が短いため、 患者さんの多くは皮膚科に対して
「もっと皮膚をきちんと診てほしい」
「病気の詳しい原因や説明を受けたい」
「根本的に治したい」
といった不満の声をよく聞きます。
またインターネット上でもこうした書き込みやアンケート結果にも反映されています。
 https://www.kingdom.or.jp/nanchie/html/09/02_04.html
新患者アンケート
こうした不満を解決するには表面ばかりの対症療法だけでなく、やはり体の内側の栄養対策も皮膚科医には必要とされます。

 

2018.01.05

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。
今年も、今まで通り、皮膚科一般診療だけでなく、
皮膚と栄養・栄養療法を中心に診療をしていきますので引き続きよろしくお願い致します。
  
高騰する国民医療費、治療費の自己負担、薬や検査や手術のリスクや問題を考えれば、
これからは病気の予防や自身の健康管理が必要となります。
当然個々の仕事が優先となりますが、
ベストな仕事をするためには、やはり見た目や健康な体が前提です。
多くの方が栄養や栄養療法に興味をもって取り組んでいただければ、皮膚のトラブルだけでなく、アンチエイジング効果、薬の軽減、病気の予防、さらに仕事の効率化にもつながります。

2017.12.18

ひねくれ皮膚科

こんにちは、院長の栗木安弘です。
基本的に何事も素直に考えず、疑り深い性格なので、
皮膚科の世界で決められた診療の様々なことも、素直に受け入れず、常に疑問をもっています。 そんなひねくれ皮膚科医は、通常行われるぬり薬やスキンケア中心で、美容やレーザーが主流の皮膚科クリニックが当たり前のなか、あえてぬり薬に頼らない内面からアプローチする栄養療法を取り入れた皮膚科診療を行っています。

皮膚科の世界では、「ぬり薬は皮膚科の命」というほど大切な治療の武器であるため、 多くの皮膚科医は、ぬり方の指導や工夫、ぬり続けてもらうためのコツ、画期的なぬり薬を追究し続けています。しかし一方で、
「ぬるのをやめるとまた出てくる、繰り返し」
「ぬり薬が合わない、かぶれる、刺激がある」
「ステロイド外用剤の副作用」
「アトピー性皮膚炎におけるリバウンド、タキフィラキシー」
「ぬれない、面倒、続かない(特に男性)」
というさまざまな問題も生じています。
こうした問題は、皮膚の本来の代謝を理解すれば、やはりサプリメントを用いた内側から栄養アプローチが、万人が可能で、ぬるという負担も少なく、ぬることの副作用やトラブルの軽減につながると確信しています。
自身もサプリメントを服用してからというもの皮膚トラブルは圧倒的に少なくなりました。
私のことをサプリメントばかり勧める皮膚科と言われるかもしれませんが、体(皮膚)に必要なのは薬(ぬり薬)ではなく、十分な栄養であることを理解していただきたいと思っています。

2017.12.08

アレルギーに負けない体

こんにちは、院長の栗木安弘です。
アレルギー患者さん年々増加しており、
友人のお子さんも重度の食物アレルギーがあっていつも食べているものに気を配っています。
一般にはアレルギーは食品でも花粉でもアレルゲンとなる原因物質を特定し除去することが基本ですが、最近ではアレルギーを克服しるために経口あるいは舌下での免疫療法も進められています。
しかし、なかなかうまくいかないこともあり、
アナフィラキシーショックや心肺停止事例も最近ニュースでとりあげられています。
http://www.asahi.com/articles/ASKCG5DGTKCGULBJ00W.html

原因物質の特定や除去以外に、
個人的には、食物アレルギーや消化吸収(腸内環境)、気道アレルギーは粘膜の強化を同時に行うことが、アレルギーの克服につながるかと考えており、
実際に、アミノ酸、グルタミン、ビタミンA・B群・D、亜鉛、鉄、EPA&DHA、乳酸菌等のサプリメントをお勧めすることが多く、栄養療法でアレルギーの克服をすることも可能と考えています。

多くの医師はサプリメントに否定的ですが、サプリメントを活用するということは、アレルギー克服だけでなく、アレルギーがあって食物制限されている成長期のお子さんの栄養補給にもなります。

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