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2016.08.15

皮膚は訴える

こんにちは、院長の栗木安弘です。

多くの方々は、 
 皮膚に何もなければ正常
 かゆみやブツブツなど皮膚の変化があれば皮膚の病気
と思われていますし、私自身も以前はそうでした。
つまり、皮膚は正常か病気かだけで判断されることが多いようですが、
実際は病名はつかない皮膚の変化や異常はたくさんあります。(皮膚だけではありませんが…)

自分自身の皮膚をジーとご覧なれば分かりますが、
よくみれば、赤味やブツブツやカサカサやかゆみなど、なんらかの変化は誰でもみられます。
その変化は、ごく一部だけの変化であったり、ルーペや顕微鏡でようやく確認される変化もあります。

ほとんどの人が栄養障害だと捉えれば、大なり小なりこうした皮膚の変化が出てくるのは当たり前です。
皮膚科医の役割は皮膚の病名をつけ、適切な外用指導だけでなく、
目を皿のように、あるいはルーペでじっくり拡大して皮膚を観察し、
皮膚が内臓の異常(栄養)を訴えていることを的確に捉えてやることが究極の役割だと考えています。
そのためにも、皮膚だけでなく栄養や食事、内臓疾患、血液検査などの幅広い知識も必要となります。

2016.08.05

膠原病

こんにちは、院長の栗木安弘です。

クリニックにも膠原病の患者さんは時々受診されます。
膠原病とは自己免疫疾患と呼ばれ、自分自身を攻撃する免疫異常疾患です。
慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、強皮症、潰瘍性大腸炎など、
難病指定されていることが多いようです。

こうした膠原病の患者さんの多くは、
免疫抑制剤、ステロイド剤、コレステロール低下薬、胃酸抑制剤、抗生剤、骨粗しょう症薬、痛み止めなど、
もうこれ以上飲めないというくらい薬が処方されています。

確かに症状や検査異常を治すのには薬が必要なのは理解できますが、
こうした影響により極度の栄養障害に陥っている方も大勢います。
栄養障害により、
 骨が弱くなる
 皮膚のトラブル
 感染症
 薬の効果が落ちる
 食欲不振
 発がん
などさまざまな合併症、新たな疾患も出やすくなりますが、
とりあえず膠原病の治療やコントロールはうまくいっているということで、医師は疑問を持たれないこともあります。

病気の多くに栄養障害が存在しているにもかかわらず、医師は治療に対する薬物治療を勉強するだけです。
知り合いにSLEの友人がおられ、入院中同じ部屋の患者さんは元気がなかったのに、
自分一人だけ主治医に隠れて栄養療法を行っていたおかげでとても元気だったと言っています。

医療関係者は、
「バランスよい食事で栄養は摂れる」
「病気と栄養は関係ない」
「サプリメントなんて効かない必要ない」
と最初から思わないでぜひ栄養に興味を示してほしいものです。

2016.08.01

食と健康フェスタ

こんにちは、院長の栗木安弘です。

昨日は、岡山県倉敷市で行われた「食と健康フェスタ2016」で、
「皮膚と栄養、皮膚は内臓(栄養)の鏡」というタイトルで約45分ほど講演をさせていただきました。
暑い中、会場まで足を運んでくださった方々、
また会場の設置や準備をしていただきました関係者の方々に厚く御礼を申し上げます。

講演内容は、いつも診療で行っている事柄のご紹介で、
薬(ぬり薬)以外の栄養アプローチを症例を交えてご紹介させていただきました。
講演終了後も多くの方々からご質問を賜り、非常に興味を持っていただき、とてもうれしかったです。

薬(ぬり薬)に頼らない、掻いてもOK、保湿は適当、皮膚には食事の見直しと栄養補給(内側から)
など一般的な皮膚科診療ではないかもしれませんが、
こうしたアプローチも皮膚には必要であり、根本治療だということをもっと知っていただきたいと思っています。

2016.07.28

かゆみとは?

こんにちは、院長の栗木安弘です。

かゆみというのはなくすことは不可能で、ある程度のかゆみは誰にでもあります。

皮膚というのは内外からさまざまな刺激が一番加わる臓器です。
かぶれ物質、汗、衣類、洗剤、石鹸、化粧品、スキンケア商品、髪の毛、ホコリ、ダニ、虫、空気中の有害成分、紫外線、湿度や温度、気圧、微生物、局所の運動、放射能、電磁波、食事、薬物…などあげればきりがありません。

こうした刺激にいちいち反応してかゆみが出ているのであれば、
一生かゆみが継続するはずですが、
出たり出なかったりしているのは、自己でかゆみを抑えているのかもしれません。

つまり、何らかの刺激や接触でかゆみが生じるのではなく、
かゆみを抑える力が低下した場合、かゆみが生じると考えれば、
やはり刺激や接触に負けない丈夫な皮膚を作ることが必要だと思われます。

かゆみだけでなく、がんや感染症をはじめ、病気というのは、昨日今日に生じたものではなく、
自身の治癒力がかなり低下した結果、発症すると考えた方がよいかもしれません。

2016.07.25

一生サプリ

こんにちは、院長の栗木安弘です。

「いつまでサプリメントを飲むのですか」
という質問を時々受けます。
残念ながら食事だけでは十分な栄養は摂取できませんので、
少なくてもいいので、できるなら一生続けてもらいたいと個人的には思っています。

老化の進行を遅くする、病気を予防するために食事で何とかする傾向が強いようで、
 「あの食品が体にいい」
 「この食材が〇〇に効果がある」
 「△△の予防にはこれがいい」
などTVの健康番組で連日強調されていますが、
よく考えれば、同じものばかり食べられませんし、消化吸収力が低下しておれば全て栄養にはなりません。

とりあえずバランスよく摂取することは不足はないかもしれませんが、
細胞や臓器の機能を十分発揮するためには大量の栄養素が必要でサプリメントの力を借りるしかないでしょう。

がんや糖尿病や心筋梗塞など、病気が治った後でも薬の服用や検査や通院は続きます。
個人的には大量の合成薬を飲み続けるよりは、良質のサプリメントを飲み続ける方が体によいですし、
長い目で見ればそちらの方がコスト的に安く済みます。

2016.07.16

ヘム鉄が効かない。

こんにちは、院長の栗木安弘です。

鉄欠乏性貧血あるいはフェリチン低値の鉄欠乏の患者さんには、
副作用の少ない吸収率のよい医療用ヘム鉄をおすすめしていますが、
なかなかフェリチン値が上昇しない患者さんも実際におられます。

ヘム鉄の効果が乏しい場合は、出血や発汗等で鉄が大量に喪失している場合もあるかもしれませんが、
主に消化管に問題があることが多く
 ①胃酸分泌低下、②胃炎、ピロリ菌、③リーキーガット(小腸での炎症や吸収障害)
などがあげられます。
対策としては、胃カメラで胃粘膜の状態を確認、ピロリの除菌、
消化酵素やグルタミンの活用、乳酸菌やラクトフェリンなどをおすすめしています。

栄養障害による影響は皮膚にもあらわれ、特に鉄不足の皮膚の変化としては、
かぶれやすい、かゆみ、ブツブツ(湿疹、ニキビ)、シミ、手足の感覚異常などですが、
やはり栄養障害になった原因(食の乱れや消化吸収)の対処も行わないとサプリメントの効果も乏しいというわけです。

2016.07.11

近畿皮膚科集談会で発表

こんにちは、院長の栗木安弘です。

昨日は神戸で近畿皮膚科集談会がありました。
私も「フケ症」をテーマに発表させていただきました。

やはり偉い先生方の前での発表は非常に緊張しますし、
なにぶん珍しい疾患の治療例や研究テーマの学術的な演題に比べたら、
私の発表はあまり注目されない医学ではあまり扱わないテーマなのでよけいにアウェイ感もあります。
また毎回批判的な意見や質問などもあって、今回も凹んで会場を後にするのかと思っていましたが、
意外と、栄養療法についての積極的な質問や意見があったのは少しうれしかったです。
ここ数年こうした発表ばかりをしていますので、少しは興味を持って頂けたのかもしれません。

私自身は皮膚科診療に栄養療法を導入することが、
皮膚科診療の向上、患者さんの満足度アップにつながると確信しております。

お笑い芸人でも馬鹿馬鹿しいことを続けておれば世間に認められるように(コロッケやダチョウ倶楽部を見るといつもそう思います)、医学の道から逸れているかもしれませんが、こうした皮膚と栄養、栄養療法をアピールを続けることが大切だと思っています。

2016.07.08

タンパク質は曲者

こんにちは、院長の栗木安弘です。

どのような疾患でも基本はタンパク質補給と代謝改善です。
しかしただ単に、
 「タンパク質を多く摂取」
 「プロテインを1日〇〇g摂取」
だけでは不十分で、炎症症状が強い場合あるいは消化吸収能力が落ちている場合には、
逆に、胃もたれ、ガスがたまる、便秘、アレルギー(症状悪化)といった不快な症状があらわれます。

特に皮膚症状が強い場合、その内側である消化管粘膜も炎症を生じている可能性も考えられ、
こういった場合、抗炎症、消化吸収の改善を優先し、プロテインではなくアミノ酸投与を行うべきだと思われます。

タンパク質はもっとも必要な栄養素ですが、
一方で食べにくい、アレルギーといった扱いにくい面をもっているようです。

2016.07.06

漢方と栄養療法

こんにちは、院長の栗木安弘です。
先週の日曜日は品川で漢方と栄養療法のセミナーがありました。
栄養療法へどのように漢方を取り入れるのか?
痛みに対する漢方治療
自律神経に対する漢方治療
消化吸収や副腎疲労
といった盛りだくさんの内容でした。

私も医者になって数年したときに、対症療法ばかりの医療になにかよい治療法はないかと思い、
漢方を勉強していた時期もありました。

実は皮膚科領域でも漢方治療を専門としている皮膚科医も大勢おられ、
アトピー、ニキビ、乾癬、じんましんなど西洋医学では治りにく疾患を対象にさまざまな漢方薬が用いられます。

開業してからもサプリメント以外に漢方薬も時々処方しますが、
今回のセミナーで改めて感じたことは、
初めて名前を知った漢方薬や、こうした漢方薬と栄養療法をうまく組み合わせることが、
コスト削減や治療効果アップ(とくに消化管機能やメンタル面のアップ)につながると思われました。

2016.06.27

がんと栄養療法

こんにちは、院長の栗木安弘です。

TVでは某歌舞伎役者の奥さんが乳がんであったり、最近では知っている医師が皮膚がんであったり、
比較的お若い方でもがんを発症することがあるようです。
病院勤務時代も30~40歳代の末期がんの患者さんも入院されていたこともありました。(皮膚がボロボロでした)

がんは早期発見や検診の重要性をよく謳われているようです。
しかし、実際体の隅々まで調べても画像で発見できるがんの大きさは約1g(10億個)といいますので、
それ以下は当然分からないですし、1日約5000個のがん細胞が作られます。(免疫力で排除)

検査で偶然がんが見つかれば切除は可能でしょうが、手術痕や後遺症が残りますし、
切除しにくい部位であったり、入院や手術などで費用や日数もかかります。

虫歯になるまで放っておいて、検診早期治療する方はおられないので、
やはりがんも当然予防を重視することが大切です。
よく言われるのは、抗酸化対策、腸内環境の改善(免疫力アップ)で、
野菜や果物など、あれこれ体によい食べものをテレビ番組などで勧められますが、
食材の栄養価の低下やバラつき、個人の消化吸収力の差など、
食べているものだけで対応するのは難しいかと思われます。

サプリメントを用いた栄養療法でのがん発症率は4%とされており(通常は40%で5人に2人ががん)、
やはりがんの予防には十分な栄養補給による抗酸化・免疫アップだと思われます。

がんと栄養

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